ニキビ・ニキビ跡治療/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
2019-05-04
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ニキビ・ニキビ跡の健康保険治療について
ニキビやにきびの原因は人それぞれ複雑な要因で成り立っています。だからこそ、ぱっと見てこれ出しとくから塗っといてねではなかなか治らないのは当然のことだと思います。
ニキビ・ニキビ跡の健康保険治療にこだわっています。
当クリニックのニキビ治療は、初診で日頃の食生活、スキンケア方法、今まで使用したお薬、鏡を見ながらお肌の状態などを細かくチェックして内服薬や外用薬をお肌の症状の部位別に処方するため最初、外用薬の数や使用方法などに戸惑うかもしれません。でも少し経つとすぐに慣れてきます。
なぜなら、ニキビ・にきび跡は
1:お肌への刺激を除去
2:食事の改善
3:女性では月経などの月内周期
4:血液検査でアレルギーチェック
5:血液検査で身体や鉄の状態
などを総合的に確認をしてなおかつ、ニキビの炎症を抑えることと、にきび跡は形成外科的な創傷治癒過程の考え方を取り入れて治療を行っていく必要があるからです。したがって、にきびやにきび跡は創傷治癒過程から考えると少なくとも4~6か月じっくりと時間をかけて徐々に安定したお肌を作り上げていくことになります。
勿論、通常の治療に抵抗性の場合には、美容治療(自費診療)にて
1:ケミカルピーリング
2:超音波処置クールビタミントリートメント
3:クレンジングウオッシュ
4:鉄の補充
5:ロアキュテイン処方
6:低用量ピル(マーベラス28)
7:スピラノラクトン
8:ダーマペン④
9:ベルベットスキン
10:水光注射
などの治療相談も可能です。
ニキビ・ニキビ跡治療にこだわっています。
1.思春期:性ホルモンの働きにより、皮脂がたくさん分泌されるためにニキビができます。
2.成人:ストレスによるホルモンバランスの乱れ、間違ったスキンケア、不規則な生活などによってニキビができたり、月経前に悪化したりすることがあります。
また、ニキビだけと思っていても皮膚アレルギーや口唇ヘルペスなど思わぬ病気を併発している場合もありますから、皮膚専門医に診断してもらい適切な治療薬を処方してもらうことが大切です。
ニキビの種類について
ニキビは尋常性ざ瘡とも言われ様々な状態があります。
1.面皰(めんぽう:白ニキビ・黒ニキビ)
2.紅色丘疹(こうしょくきゅうしん:赤ニキビ)
3.膿疱(のうほう:膿をもったニキビ)
皮脂の分泌が活発になるとともに、毛穴周辺の角層(皮膚の一番表面の部分)が厚くなって毛穴が詰まると皮脂がたまって、ニキビができます。顔のほか、胸の上部、肩、背中にもできます。
ニキビの中の白ニキビ
白にきびとは、別名微小面皰あるいは面皰(めんぽう)とも呼ばれるもので、毛穴の出口が塞がり肌の表面にポツンとできる白、もしくは黄白色のにきびのことを言います。
白にきびが炎症を起こすと、すぐに赤にきびになるので注意が必要です。白にきびの状態あれば、炎症を起こすまえにピーリング効果のあるトナーで毛穴の出口の掃除をして皮脂を出やすくしたり、白ニキビにも効果のあるアダパレン(ぬり薬) 過酸化ベンゾイル外用薬でしっかりとケアをしましょう。
ニキビの中の赤ニキビ
赤 にきびは、皮膚の中でばい菌による炎症を引き起こしているため、痛みを感じたり、中から膿が出てくることもあります。時にはかゆみを伴い、何気な く掻いたり触ったりしてしまうと周囲にも炎症が広がります。そのまま赤にきびがどんどん悪化してしまうと、炎症の範囲が広くなり、にきび跡の大きな原因に なります。
赤にきびの治療には、抗生物質やアダパレン、過酸化ベンゾイルの外用、ケミカルピーリング、超音波処置クールトリートメントなどがあります。悩んでクヨクヨしているとにきびを長期化させる原因となり、ケロイドになったり、ニキビ跡が広い範囲で残ってしまうことになりかねません。
ニキビ・ニキビ跡治療のポイント
ニキビ治療のポイント:ニキビ治療には様々な方法があり、症状に応じて適切な治療が行われます。
1.急性期:面皰は、毛穴の閉塞と皮脂分泌が多量になり、皮脂が毛穴の中に溜まることでできます。そのため、毛穴の閉塞を除去する薬剤が用いられます。治療薬剤は、アダパレン(ぬり薬) 過酸化ベンゾイル(ぬり薬)保湿ローション(ぬり薬)
2.紅色丘疹・膿疱は、毛穴の中で増加したアクネ菌が炎症を起こす物質をつくることでできます。そのため、アクネ菌の増殖を抑える薬剤や、炎症を抑える薬剤が用いられます。治療薬剤は、抗菌薬(ぬり薬) アダパレン(ぬり薬) 過酸化ベンゾイル(ぬり薬) 抗菌薬(のみ薬)保湿ローション(ぬり薬)
3.寛解維持期:眼に見えない微小面皰や面皰を抑えることにより、紅色丘疹や膿疱をできにくくすることができます。面皰の新生を抑えるために薬剤が用いられます。治療薬剤は、アダパレン(ぬり薬) 過酸化ベンゾイル(ぬり薬)保湿ローション(ぬり薬)を使います。
ニキビの塗り薬の詳しい説明です。
1.デュアック:「過酸化ベンゾイル3%」と「クリンダマイシン1%」という2つの成分が含まれいます。
過酸化ベンゾイルの効果は、アクネ菌の細胞膜を壊して、アクネ菌を殺菌し耐性菌のできない外用薬として重宝されています。効能としてはピーリング作用により古い角質が除去され、美白作用もあります。クリンダマイシンには、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増えるのを抑える作用や炎症も抑える作用があります。
2.ベピオゲル:ニキビを治療する塗り薬で、主成分は「過酸化ベンゾイル」です。過酸化ベンゾイルには、ニキビの原因となる「アクネ菌」や「ブドウ球菌」などに対して抗菌作用や古い角質のターンオーバーを促して角層肥厚を改善する効果があります。白ニキビや赤ニキビ、黒いニキビなど幅広いニキビに効き目があります。顔や背中、前胸部などのニキビにも使用されます。
3.エピデュオゲル:ニキビ専用の外用薬(塗り薬)で、主成分はアダパレン0.1%(ディフェリンゲル)と過酸化ベンゾイル2.5%(ベピオゲル)です。お気づきの方もいるかもしれませんが、エピデュオゲルを使用するメリットは、ディフェリンゲル・ベピオゲルを別々に塗る手間が省けることです。エピデュオゲルは「ピーリング作用」「皮脂分泌抑制作用」「殺菌作用」が期待できる薬です。アダパレンは、妊娠している方、妊娠している可能性のある方、妊娠を希望される方には使用できません。
デュアック・ベピオ・エピデュオゲルそれぞれに使い始めに刺激症状がでる可能性はあります。
このニキビ治療薬の主成分である過酸化ベンゾイルやアダパレンは、ニキビに対してとても有効なぬり薬ですが、個人差により使い始めに皮膚に粉がふき、薄くはがれる、ヒリヒリ感、皮膚の赤み・乾燥などの刺激症状を引き起こすことがあります。これらの症状は、保湿剤を使用したり、塗る間隔をあけて使用したり、初めは接触時間を短くしたりと工夫をして徐々にならすことで落ち着くといわれて言います。使用開始から数週間は特に皮膚の症状に注意して1日1回塗布していきましょう。
ニキビ跡・ケロイドについて
ニキビができると、アゴのラインでは体質によりケロイドになることも!
ケロイドの発生には、体側要因としてのケロイド体質、外的要因として感染、皮膚の張力、物理的な刺激などが関与します。ケロイドは、胸、背中、顎、耳、上腕、肩などにできやすく、ニキビ痕やピアスのホール、予防接種、手術の傷口などの範囲を超えて赤く大きく膨らみ、痛みや痒みを伴うことが特徴です。
ニキビ跡・ケロイドの状況によりますが、最初は保存的に治療を行いトラニラスト・漢方薬内服、ステロイド外用、ケナコルト局所注射の治療など複合的におこないます。
ニキビの原因と対策について
○食事から摂取する微量元素や栄養素の過不足
食物から摂取する栄養素の質や量が不足しているために、ニキビやアレルギー症状が出ている。特に、ビタミンや微量元素が不足すると、細胞の代謝サイクルに異常がおき皮膚の炎症が抑えられなくなる。
○皮膚の洗顔剤などが合っていない
皮膚の洗顔料は、とても大切。お肌の汚れを優しく落として、皮脂を取りすぎない製品を選ぶことが必要です。また、化粧水や乳液なども、ニキビやアレルギーの原因となりますので、慎重に選び使用しましょう。
○身体の生体反応のアンバランス
皮脂が過剰に分泌されること:思春期のホルモン分泌のバランス変動などにより、血中のアンドロゲンが増加して、皮脂分泌が亢進すると、皮脂の貯留が 発生し て細菌の増殖がおこりやすくなる。毛穴の出口が角化してつまること:体質、不衛生や皮脂成分が細菌分解により遊離脂肪酸を発生することにより毛穴の出口が 角化し、皮脂の貯留が亢進す る。にきび細菌の増殖などによって炎症が起きること:皮膚の常在菌(P.ACNES)などが皮脂のトリグリセライドを分解して遊離脂肪酸を生成。遊離脂肪 酸は、毛包を破壊し炎症反応を誘発する。
○にきび肌の治療と正しいスキンケア
ニキビは、皮脂が貯留している白ニキビ、その後に炎症を起こした赤ニキビなど様々な状態が混在していることが多く、特に女性は月経前に体温が上昇するた め、月内においても症状の変動が見られます。お顔はとても大切な部分、特に対面でお仕事をされる
○ニキビが体質によってはケロイドに変わる
ニキビができると身体の体質によってケロイドになることもあります。あご~首・胸の谷間・肩・背中にかけてのニキビは要注意。この部分は、人のケロ イドの 後発部位と呼ばれ、ケロイド体質の方は、キズアトが赤く盛り上がり徐々に大きくなることがあります。このような場合には、ケロイド用の内服薬・外用薬・ス テロイド局所注射などの治療を追加します。
○ニキビを治す飲み薬や塗り薬について
症状が増悪したときだけでなく、日頃からひどくならないよう に定期的に通院をすることが最も大切です。漢方薬と外用薬を中心とした身体に優しいお薬を使い、抗生物質の内服は必要なときに使うが、長期使 用はしない方向で考えます。常に保湿剤を使用して皮膚が乾燥しないように心がけます。アレルギー性皮膚炎がある場合には、同時 に治療を行います。
クレンジングウオッシュ(おススメです!)
しっかり洗い流せて、肌にも優しい。自然な肌の輝きを保つクレンジングメイク落としも洗顔もこれ1本でOK。クリニックでもたいへんご好評いただいています。アミノ酸系の洗浄成分を使用しているため、汚れはしっかりと落としながらお肌の潤いをしっとりと保ちます。うっとりするようなローズの香りを使用しています。全ての肌タイプの方におい頂けます。
美肌追求の第一段階は、これで決まり。人気No.1だから、患者様は「これを使ったら、もう他は使えない」と言います。一つ一つ可愛いイラスト付きの使用説明書を添付しております。
メイク落としも洗顔これでOK:4,500円
身体に必要な栄養素をサプリメントでパーソナル処方
闇雲に市販の栄養素を購入してもなかなか効果が上がりません。血液検査で調べた状態により必要な栄養素を選定しピンポイントで飲んでいただくことが症状を改善する上で最も早道です。
思春期ニキビの治療について
成長期の子供は新陳代謝が活発なため、およそ9歳頃からホルモンバランスの影響で皮脂分泌が増えてきます。体の中から排出される皮脂の量を抑えるには、正しい食べ物と正しいスキンケアで対策をする必要があります。
15歳以下の子供のニキビ治療としては、簡単な3ステップ!内服薬は使わずに、外用剤だけで治療を行います。適切な洗顔と肌の保湿、抗菌ジェルの塗布これだけを毎日欠かさず行います。途中で諦めずに、続けることが最良の結果を生むのです。
洗顔:子供のみずみずしく元気で健康的な肌を保つためには、洗浄力の強い洗顔料で必要以上に顔の脂分を取り除いてしまっては肌を乾燥させ、ニキビを悪化させる原因になります。お肌に優しい医療用のクレンジングジェルなら、お肌を突っ張らせることなく皮膚の汚れだけを取り除きます。
保湿: 子供の肌は、元々水分量が多くみずみずしいのですが、お肌を保湿する習慣を身につけましょう。保湿剤は、一般の化粧品では、コスメ成分が多く含まれるので 処方薬のビーソフテンローションを使用すると良いでしょう。この保湿剤は子供のみならず大人にも非常に人気のある治療薬です。
抗菌ジェル:赤い炎症性のニキビには、自分で潰さないように注意して、抗菌ジェルで炎症を早く抑えるようにケアします。
こ の3ステップは、「新しいニキビを作らない」ということが主眼となります。大きなニキビができたり、自分で潰したり傷つけたりすると、ニキビ跡がクレー ター状に一生残ってしまうので自己判断で治療を行うことは避けた方が良さそうです。15歳以上の方は、外用治療に加え漢方薬等の内服薬も処方します。
スーパーライザーEXは、シリーズ初のLED光源と新波長体で治療を行います。
発光効率がよく全光束が多い高精度LEDは、応答性に優れていていかなる環境下でも安定した性能を発揮します。新たに600~1,000㎚の波長帯を採用し、従来器の1,000nm以上の波長帯を除き純粋に生体深達性に優れる、いわゆる「生体の窓」と呼ばれる複合波長帯が強力に美肌に導きます。
4種類の新開発LED光源内蔵軽量プローブ、生体深達度と深達光量は従来機より大幅に向上しています。
直線偏光近赤外線には血管の拡張・生体活性物質の生産を促進する作用・神経興奮性の抑制などに関与し、鎮痛・消炎、創傷治癒に用いられます。
適応疾患には、特に円形脱毛症、皮膚疾患、皮膚潰瘍、帯状疱疹後神経痛、、疼痛性疾患などがあります。照射時の痛みはなく、鍼や温灸のような心地良い刺激と温感が得られます。
皮膚疾患(尋常性ざ瘡、にきび跡、アトピー性皮膚炎、酒さ様皮膚炎など)に対しては週1~2回程度、円形脱毛症の発毛治療は週2回が目安となります。
※この治療は、健康保険の対象となっております。