栄養医学療法(ドクターにしやま由美)/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
2019-05-04 [記事URL]
栄養医学療法(ドクター西山由美による外来)について
ドクターにしやま由美の栄養医学外来では、身体に不足している栄養素や食物アレルギー検査、メタトロンなどのパーソナルデータを取得したうえで、推奨する時計回りの食事方法を専門的でわかりやすく説明をし、食生活の改善で身体や心身の不調を取り除くという方法に注目して実践しています。
女性医師ならではの女性の立場や気持ちを理解したアドバイスときめ細やかな気配りは、アトピー性皮膚炎、にきび、肌荒れや肩こり、不眠、いらいら、うつ、不妊、疲れ、冷え性、がん・女性器疾患、妊娠や出産など悩みのつきない20~50代の女性にとって真摯な気持ちで相談できるクリニックとなっています。
食生活から健康を考えるというコンセプトで不定愁訴や慢性疾患、にきびやアトピーなど栄養医学から治療を行うことにより薬の負担を減らし、毎日疲れしらずで楽しく暮らすことが出来る理想的な生活を実現できるように考えていきます。血糖値を上げない食べ方をすることにより体に優しく栄養補給ができるようになり、食べて痩せることの出来るとダイエット方法としても人気があります。
身体に不調や症状が現れるのは、悪い生活習慣やストレスなどの原因が積み重なり大きな負担となり、許容範囲を超えたとき一番弱い部分に現れてきます。人間の身体には、病気を発生させる事柄に抵抗し、それに対処する自然治癒能力が備わっています。人間の健康な状態にもどろうとするその自然治癒能力は、外からの治療による刺激で向上させることができます。
健康とは、全システムが円滑に働き、エネルギーが無理なく循環し、完全にバランスがとれた状態のことを言います。また、身体が健康であれば、心も健康になります。
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食事を変えれば10日間で人生が変わる - 最強の女医が教える栄養学 - (ワニプラス)
形成外科医、美容皮膚科医として名古屋でクリニックを営み、6万人の患者さんを幸せに導いてきたカリスマ女医である著者は、昨年から銀座にクリニックを開業し、そこには連日数多くの女性たちが駆け込んでいる。
著者が5年前から始めた「食育栄養外来」では、食事内容と食べ方により、人生を成功に導くメソッドを指導している。私たちを動かしているホルモンは、日々の食生活、つまりは食べたものとその質によって作られている。セロトニンが不足すればうつ状態になるし、ドーパミンが出ればハッピーになれる。より良い母になりたければエストロゲンは不可欠だし、出世のためにはテストステロンやノルアドレナリンが必要。
食とホルモンと脳と健康の関係を分かりやすく解説し、「こうなりたい」という自分像を、日々の食事によって簡単に実現する方法を教えます。
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細胞レベルまで気を配りながら栄養を補給する
細胞が障害されると老化が促進:食べ物や環境による有害物質、アレルギー、ウイルス、活性酸素や紫外線といったストレスによって遺伝子を構成するDNAが傷つけられると、通常はこれを修復する遺伝子が活性化します。しかし、傷害の程度がひどいと修復が間に合わなくなり、異常なDNAを持つ細胞が生まれ、必要なタンパク質が合成できなくなるとともに、酸化や糖化といった化学反応によって、体を構成するタンパク質や脂質の変性が引き起こされます。このような遺伝子やタンパク質、脂質の異常が起こると、細胞は正常に機能しなくなり、「老い」が起こるということです。
食べ物・飲み物について:私たちは1年に1000食以上を食べている。1年に1000食以上と考えれば、食べ物についての重みがまるで違っていきます。
細胞レベルにまで意識を向けて食べる:その1000食を何も考えずにただ空腹を満たすだけに食べるのと意識するのでは結果が全く変わってくる。つまり、コンビニストア弁当や冷凍食品、カップラーメン、菓子パンなどで済ませるのか、身体が欲する栄養素を考えながら手作りをするのかで、将来の身体の状態が大きく変わってくるのです。
家族で意識を変える:手作り料理は、自分の問題だけでなく、家族全員に対しても将来に大きな変化を与える可能性も秘めています
本栄養医学療法においての考え方
栄養医学療法は、私たちの細胞を構成する分子のバランスの乱れ(インアウトバランス)を、栄養素を用いて整える方法論です。つまり、不足している栄養素を補うだけで なく、栄養素を治療に使うという考え方です。
栄養素の不足が治療薬の作用を十分に発揮させないことも
何か身体に病気が起こった時に、治療薬が処方されます。治療効果は、ある一定の期間経過を見て、もし病状が回復しない場合には①治療薬の増量を試み る②前 回と異なる薬効の治療薬に変更を試みる③薬効の異なる治療薬の追加投与を行う、このような選択がなされます。ほとんどの患者様は、これにより病状は回復し 幸福な生活が続けられます。
栄養医学療法の3つの大きなメリット
-
治療薬を使わない。
-
根本的な治療を考える。
-
副作用を伴わない。
本栄養医学療法の適応
女性の悩み
- 健康なお肌をキープしたい(女優肌・モデル肌)
- 更年期障害
- 貧血・めまい・冷え性
- 不妊症・妊娠前後の栄養補給
- 生理痛・生理前症候群
- 肥満・ダイエット
- 自律神経失調症
皮膚のトラブル
- 皮膚の老化
- アトピー性皮膚炎・慢性蕁麻疹
- にきび・しみ
- 毛髪の健康(抜け毛、円形脱毛症)
お子様の知育強化
- 勉学の集中力強化
- 注意欠損・他動性障害
- ビタミンベビー
その他の症状
- めまい・メニエール病
- のどの不快感
- 関節の慢性的な痛み
- 頭痛・肩こり
標準治療でもコントロール不良、症状は治まらないその理由は?
栄養素の不足が治療薬の作用を十分に発揮させない
何か身体に病気が起こった時に、治療薬が処方されます。治療効果は、ある一定の期間経過を見て、もし病状が回復しない場合には①治療薬の増量を試み る②前 回と異なる薬効の治療薬に変更を試みる③薬効の異なる治療薬の追加投与を行う、このような選択がなされます。ほとんどの患者様は、これにより病状は回復し 幸福な生活が続けられます。
治療薬は対処療法、栄養療法は根本治療
治療薬は、急性期の病気などに対して、効果的に働きかつ大変重要な役割を果たすため投与は必要です。しかし、薬には必ず大なり小なり副作用があるの を、軽視してはいけません。
病状が安定したら病気の進行を止めて、自らの細胞が回復できるようにサポートことが栄養療法の根本的な考え方です。現代医療で は見落としがちな栄養素の持つ力を最大限に活かし、体に負担なく、なおかつパワフルに心や体を改善していく、それがこの治療の考え方です。
不調の原因は栄養素と生活環境に影響される。
アトピー性皮膚炎やニキビがずっと治らない、治療薬を処方してもらって、かなり改善はしているけれどもう少しすっきりと治したい。ひょっとしたら、その原因の一つに栄養素の不足が関係しているかもしれません。
たとえば、甘いものを頻繁に食べていると血糖値が急に低下して、鬱やだるさを感じることがあります。また、糖分の取りすぎや食べ過ぎでインシュリンが常に分泌されていると夜に交感神経が働きすぎて眠れなくなることがあります。
日常から摂取している栄養素のバランスは、病気の治癒の成否に大きく関わることもあるので一度栄養医学療法で身体の状態をチェックしてみるとよいでしょう。
アトピー性皮膚炎と栄養素との関係は深い
アトピー性皮膚炎の根本治療
アトピー性皮膚炎は、一般的に皮膚科保険診療では内服・外用治療が中心になりますが、これはあくまで痒みや皮膚の炎症反応を抑える対症療法で完治をさせるわけではありません。本来なら、カユミや湿疹を軽快させる一時的な治療ではなく、症状が出ないようにしてほしいというのが患者さんたちの本音です。
最近では、10代の患者さんでどこの皮膚科に通ってもよくならないというケースで、当クリニックを紹介をされて困り果てたお母様ともに来院される方が増えてきています。このような方のお薬手帳を拝見すると、症状が治まらないために内服および外用薬が、継時的に強いものに変更されており最終的にはステロイドの内服が処方され、それでもなお症状が治まっていないというような状態です。
10代でアトピー性皮膚炎が増悪している患者様に共通しているのは、痒みや皮膚の炎症性の赤みのために眠れない、外に出たくない、学校に行きたくないという気持ちから、勉強・運動・友人との付き合いなどすべてのことに前向きな意欲を失っていることです。人生で、最も大切な時期にこのような状態であると、将来への展望にも陰りが見え始めてきます。10代の患者様にとって、これは早急に改善しなけばならないことに間違いありません。
当クリニックでは、まず、アトピー性皮膚炎がなぜ起こっているのか、その根本的な部分から検索を始めていきます。その原因は、遺伝的な要因もありますが、そのほとんどが口から入る食物や飲み物や生活環境が体に大きな影響を与えていることが多いためです。この部分を改善しない限り、いくら内服と外用を処方しても、症状がなくなることはありません。
このような患者様の方々には、まず普段食べている食事内容をお聞きすることから始めます。そうすると、ほとんどの方が偏食などで栄養素が偏っていたり、不足していることが判明します。このような状態が長く続くと、身体はアレルギーを起こしやすい状態になっていきます。一人暮らしは無論のこと、お母様が偏食傾向にあると、家族で作る料理が偏ってしまい、お子様は小さい時から栄養不足に陥り、アレルギーが治まらないということもあります。
アトピー症状がひどい方は、そのような環境の中で炎症反応を増強する原因物質を摂取しています。アレルゲンは個人個人により異なるために、まずはアレルギー検査や不足する栄養素の解析を行い、まずパーソナルな目に見える指標を作っていきます。そして、そのデータを見ながら、食事の中で原因と思われる物質を減らす指導をします。
次に、足りない栄養素を積極的に摂取してもらうようにしていきます。基本は、食事や飲み物の改善を行いますが、必要に食事からは摂取しにくいものなどは有機野菜などから抽出したメディカルサプリで補充をしていきます。そして、肌に必要な栄養が行き届き健康で強い肌になれば、強い薬は減量でき、繰り返しアトピー性皮膚炎が増悪するということはなくなっていきます。
アトピー性皮膚炎が良くなった10代の患者様に共通して起こることは、すべての事に対して意欲を取り戻し積極的になることや学校の成績も急上昇するなど回復が早いことです。中には、積極的になり学校のクラブの部長になったり、卒業式で在校生徒の総代になったり、受験で今までよりワンランク上を狙ったりと、様々な良い傾向が表れています。
身体の栄養改善に取り組むことは、本当に大切なことであると日々実感をしています。ぜひご相談ください。
お子様の脳育・学力向上には栄養素が必要
お子様の脳育・学力向上と受験に勝つための栄養医学療法
体が必要としている栄養素の摂取を心がけよう
「時計回り食べ」では、あまり食事量を厳しくり制限しません。レシピを見てもらえればわかりますが、完食すればけっこうお腹いっぱいになります。それで体調が整い、気力が充実し、結果として体重はベストの状態に落ち着いていきます。現代の日本人の体脂肪が多すぎる傾向にあるので、「時計回り食べ」で普通に体脂肪は落ちていくでしょう。あるいは太れなくて困るという人もいますが、そういう人には自然に体重が増加していきます。
違った結果が同時に起こるのは、フシギに思われるかもしれませんが、不必要な栄養素を減らし、体が求めている重要な栄養素を十分に摂取すれば、体は自然にいちばん良い状態に戻っていきます。それが適正体重です。
栄養状態を良くすると、精神的な安定や、物事に対する意欲といったものも向上してきます。その人が持っているポテンシャル(潜在能力)も正しく発揮させるので、より充実した人生を歩めるようにもなります。見た目も中身も老けてみすぼらしい感じだった人が、若々しくみずみずしい輝く肉体と精神を手に入れるのです。学校で落ち着きのなかったお子様が、食事を替えたらとたんに勉強に集中できるようになったと喜んでお話しされるお母様も見えます。
食べ方ひとつで、残りの人生が変わっていきます。私たちは口から摂取している栄養によって生きているのですから、当然のことなのです。
ビタミンベビーと栄養素との関係は深い
素直な子供が生まれる(ビタミンBaby)と栄養医学療法
日本では、結婚の晩婚化や女性の社会進出に伴い出産年齢が徐々に上りつつあります。産科領域の不妊治療は以前に比べて格段に進歩していますが、すでに多くの治療法を試されているにも関わらずなかなか妊娠しないという方も多く見えるのが現状です。
病気や原因と思われる器質的疾患がないのに妊娠しない不妊症の方は、体内の栄養状態を一度見直してみてはどうでしょうか?また、妊娠が判明した場合であっても赤ちゃんをすくすく育てるには、赤ちゃんが生育するための十分な栄養素が必要です。母体に栄養不足があったりすると胎児を十分に育てられる子宮環境でないと考えられることもあります。
その結果、受精したのに卵子の着床が成功しなかったりすることもあります。栄養素が不足していると男性側にも、精子を分裂させたり成熟させたりする能力が低下し受精がうまくいかないこともあります。また、母体の栄養不足は、赤ちゃんのIQ(知能)とEQ(情緒)にも影響を及ぼすとも言われています。「ビタミンBABY」は、必要十分な栄養素に満たされた母体から産まれた赤ちゃんのことを言います。
今行われている不妊治療のより良いサポートするために、詳細な血液検査による栄養解析で根本的な体質をもう一度見直してみましょう。
母体を栄養素で満たして良い人生を
母体は、栄養素で満たされていると妊娠・出産・子育てまでも順調に。
人間は、卵子と精子が受精すると細胞分裂が始まり、10ヶ月間で一つの細胞から人の身体に変化していきます。この身体を作る材料は母親の血液で、その状態により胎児の発育に大きな差が生まれるわけですから、母親の栄養状態は子供の発育に大きな影響を与えます。
また、人間としての基本的な構造は同一なのですが、胎児の身体をつくる設計図(遺伝子)はそれぞれ異なっているので、生まれながらに個性を持って少しずつ違うように作られます。もし、母親の血液の中に、それらを形成する材料が十分に備わっていないと、不十分な材料で人の身体が出来上がっていくことになります。
偏った食生活では血液の栄養にも偏りが起こり、細胞分裂の活発な時期に胎児の器官が健全に育ちません。このように、母胎から生まれてくる赤ちゃんは、生まれた時点で、健康度に差がついてしまっているのです。そして、生まれてからも、家族の生活が赤ちゃんの健康度をさらに左右します。
授乳期、離乳食などの期間に、お酒・煙草の影響や冷凍レトルト食品など、体に悪い生活をしていたとしたら、その健康度は益々おかしくなってきます。こうして成長していく間に、健康度はどんどん差がついてしまい、成長期には運動能力、学習能力や精神状態等にさえも影響がおよんでしまいます。あなたの栄養状態は、栄養医学療法の血液尿検査で調べることができます。十分な期間を持って準備をすれば、大丈夫です。
ドクターにしやま由美からのメッセージ
健康ダイエットを目指すといっても人生の楽しみをすべて我慢していては楽しくありません。自己流ダイエットで痩せても病気になっては何のためのダイエットかわかりません。できるだけ我慢せず、身体に必要な栄養素を摂りながら食材をうまく使って食事を楽しみ健康的で綺麗なプロポーションを手に入れ維持していって欲しいです。今日から皆さんもぜひ「ダイエットプレート」で健康ダイエットを実践してください。
栄養医学療法の料金について
あなたのお肌の悩みに合わせた最適なプランをご提案します。
※この治療メニューは公的医療保険が適用されません。
栄養医学療法Q&A
健康的にダイエットするにはどうしたらいいですか?
日本人の多くの女性は、日々ダイエットに苦しみながら健康で美しくあり続けたいと願っています。また、最近では男性もメタボで悩む方が増えました。しかしながら、年齢と共に少しずつ太り始め自分の力では元に戻すことが困難になります。世の中には、様々なダイエット本やブームになったダイエット法があって、話題になるたびに試しては失敗して、リバウンドを繰り返しているダイエット難民の方がたくさんいます。例えば、油抜きダイエット、炭水化物抜きダイエット、絶食ダイエット、1日1食ダイエット、夜抜きダイエット、それからリンゴダイエット、きな粉ダイエット、バナナダイエット、ゆで卵ダイエット、寒天ダイエット、パイナップルダイエット、こんにゃくダイエット、などのいわゆる単品ダイエット、、、、。皆さんも1度は試してみたことがあるのではないかと思います。人間は食べなければ必ず痩せますが、そのまま食べ続けなければ死んでしまいます。間違ったダイエットは繰り返せば繰り返すほど、効果がないばかりか、貧血や脱毛、肌荒れを起こして、そして筋肉量が減少すると基礎代謝が低下し太りやすく痩せにくい身体になってしまいます。リバウンドするだけでなく栄養失調になったり健康を害したり、病気にもなってしまいます。
自己流ダイエットで病気になるって聞きましたが?
ダイエットというと体重が指標になるのではないかと思いますが、そもそも体重というのは身体の総重量です。人間の身体は60%の水分、25%の筋肉・臓器、15%の脂肪で構成されていて体重とはこの全てを合わせた総重量のことです。このバランスが崩れることで病気になったり様々な症状が現れてしまいます。いつまでも健康でいるためには太りすぎても痩せすぎても駄目なんです。「肥満」とはこの中で脂肪が増えた状態をいい、筋肉トレーニングで筋肉が増えたり水分でむくんだ状態で体重が増えても「肥満」ではありません。つまり、「肥満」は体重よりも身体に蓄積された脂肪の多さによって決まるので、ここをしっかり理解することがダイエットの第1歩です。
今までと同じ食生活・運動量を続けているのにもかかわらず最近太ってきたと感じたり、また以前はちょっとダイエットすれば簡単に戻ったのに最近は頑張っても戻らなくなってしまったと感じている方も多いのではないかと思いますが、どうしてでしょうか?
それは、年齢と共に基礎代謝が低下していってしまうからなんです。基礎代謝は何もしないでボーっとしていたり寝ている間にも使われるエネルギーのことで、心臓を動かしたり呼吸をしたり、体温を保ったりなどの生命活動を維持するために消費され、1日に使うエネルギーの7割を占めます。
基礎代謝を上げるにはどうしたらよいですか?
筋肉は身体の中で最も活発に代謝を行う組織であるため、筋肉量が多くなるほど基礎代謝率をアップさせ“痩せやすい体質”にすることが出来ます。また、筋肉には身体を引き締めてボディラインを綺麗に見せる効果もあるので引き締めたい筋肉に合わせて適した筋肉運動を行えば理想の身体のボディーメイクすることも可能です。「食事」と「運動」はダイエットにおける2大テーマとなりますが、何をおいても「食事」は人間にとって基本であるため、とても重要です。そのためダイエットにおいてはまず「食事」です。
「食事」が何故大切なのですか?
私たちの身体をつくり健康を支え生命を維持していくためのエネルギー源や原料は栄養素ですが、人間は、その栄養素を食べ物から摂る以外にありません。つまり、栄養的にきちんと整った食べ物を正しい食べ方で摂っていれば健康と美しいプロポーションが手に入り、悪い食習慣を続けていれば太っていたり、痩せすぎていたりといった身体となり、症状が現れたり病気になってしまいます。身体の中から健康にすることは、外見的にも健康的で美しいプロポーションになることとイコールなんです。
身体の中から健康にするとは?
人の身体は100兆個の細胞でできています。口から食品として摂取した食べ物は、食道を通り、胃で分解され小腸で吸収されて血液で全身に運ばれて細胞に届けられます。100兆個の1つ1つの細胞が工場になっていてエネルギーを作り出します。この作り出されたエネルギーによって人間は寝ているときも起きているときも生命活動を行っています。例えば、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を保持したりなどの自分では意識をしない活動は眠っているときも休まずし続けています。また、話したり、物を考えたり、歩いたり、自分で意識して行う生命活動、これらすべての生命活動にエネルギーが必要です。人間の身体は食べ物からエネルギーを作り出し、代謝させることで、生命を維持して健康を保っています。そして、絶えずエネルギーは消費されていくので作り続けなければなりません。ダイエットのために食事を抜いたり栄養素が偏ったりすると、必要なエネルギーが作り出されなくなってしまうんです。つまり、摂取した栄養素が100%エネルギー変換され最大限に有効利用されることが身体にとって最も大切なことであり健康的なダイエットに繋がるんです。
食事はとても大切なんですね?
成人の身体は水分60%タンパク質20%脂質15%糖質1%その他で構成されています。このバランスが崩れたり不足したりすると病気になったり様々な症状(例えば肩こり・冷え性・イライラ・疲労・頭痛・不眠・生理不順など)が現れます。そのため、糖質・タンパク質・脂質は3大栄養素といわれ生命を維持するのに必要不可欠です。そして更にビタミン・ミネラルを加えたものを5大栄養素といい、健康を維持するのに不可欠な栄養素としてとても大切です。100兆個の細胞内のそれぞれの工場では、この3大栄養素①糖質②タンパク質③脂質を原料にしてエネルギーを作りだしています。そしてビタミン・ミネラルは3大栄養素がエネルギーを100%作り出すことが出来るように手助けをします。単品ダイエットなどで5大栄養素が1つでも不足すると、最大限のエネルギー変換ができないために、余った糖質が体内のタンパク質と結びついて「糖化」現象が起こってしまいます。
「糖化」とは何ですか?
「糖化」は「酸化」よりも健康に悪いのですが、その典型が肥満です。肥満は糖尿病・心筋梗塞・高脂血症・脳梗塞・などの生活習慣病のリスクを高くします。人間は糖質(ごはん)が血液内に入ると血糖値が上がり始めます。この血糖値は元々正常値があって(70~110)血糖値が上がると膵臓からインスリンというホルモンが分泌されて血糖値を下げようとします。この血糖値は緩やかに上昇すると緩やかに下降し、急激に上昇すると正常値を超えて急降下します。いわゆる低血糖となります。実は、この隠れ低血糖が意外と多いんです。飽食の時代になり食事の合間に間食したり、ペットボトルでチョコチョコ飲み物を飲んだり(ペットボトルsynd)、膵臓からインスリンが頻繁に出され続けると血糖値を感知する能力が低下してしまい、インスリン抵抗性の痩せにくい身体となります。そして膵臓からインスリンの分泌が悪くなると「糖化」=「肥満」へ一直線です。
余った糖とタンパク質が結びつくと「糖化」となるのはわかりましたが、もともと3大栄養素の1つである タンパク質はどんな役割なんですか?
身体の主要な部位を構成するたんぱく質は 約20種類のアミノ酸でからできていて、これらのうち9種類が体内では作ることができないため必須アミノ酸といわれ、食品から必ず摂取しなければならないものです。食品中に含まれるタンパク質は、そのままでは利用することはできないため、体内でアミノ酸に分解され吸収されたのち各組織に適したたんぱく質に再び合成されて、臓器、筋肉、血管、骨、皮膚、毛髪、爪、酵素、ホルモン、神経伝達物質などとなります。しかし、必須アミノ酸は9つのうち1つでも不足すると他の19種類のアミノ酸は廃棄されてしまいます。そこで、必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質の指標となるのがアミノ酸スコアです。魚のたんぱく質は最高値の100。ダイズも80以上で良質なたんぱく源とアミノ酸スコアが決まっているんです。無理なダイエットや過剰な食事制限をするとタンパク質の不足を招き様々なトラブルが生じてしまいます。タンパク質が不足すると生命維持を優先するため、筋肉内にあるタンパク質を溶かして代用します。エネルギ―を作る工場が最も多い筋肉量が減少してしまうと、基礎代謝が低下するため太りやすく痩せにくい身体になってしまうだけでなく、代謝が落ちるため体力・スタミナがなくなり疲れたり、心臓や内臓が衰え弱くなります。また皮膚の美しさや潤いが無くなり、爪も弱くなったり割れたり、毛も抜けてしまいます。貧血になったり、血管がもろくなったりもします。細菌やウイルスに感染しやすくなり風邪をひきやすくなります。また、ホルモンバランスも崩れ生理不順や生理前にイライラするなど精神も乱れます。神経伝達もままならなくなり、脳の働きが鈍り、記憶力・思考力も減退してしまいます。
タンパク質はとっても大切なんですね。 では3大栄養素のもう1つの脂質については、どうですか?
先ほど人の身体は100兆個の細胞でできているとお話しましたが、その100兆個の細胞の膜を作るのが脂質です。脂質には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があって、飽和脂肪酸和はいわゆる動物性脂肪で常温にしておくと白く固まってしまう脂です。不飽和脂肪酸は魚の脂や植物性油で常温で液体のものです。飽和脂肪酸は、体内でも固まってしまうため血液をドロドロにして動脈硬化を促進したり、病気や癌を誘発してしまうのでなるべく減らしたい脂です。不飽和脂肪酸の中にはオメガ3、オメガ6、オメガ9と3種類ありますが、積極的に摂りたいのはオメガ3で魚の脂、亜麻仁油、えごま油、紫蘇油です。これは、血液をサラサラにしたり炎症や癌を抑制したりアレルギー症状や喘息を軽快したり、学習能力や記憶力や集中力を向上させます。一方、オメガ6はごま油、紅花油、コーン油、大豆油などですが、これらは炎症やアレルギーを増悪するためアトピー性皮膚炎・円形脱毛症・花粉症・喘息・副鼻腔炎・各種癌、腎炎・膵炎・関節炎などを発症させます。また、血管を収縮し血圧を上昇させるため心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めたり、アルツハイマー・認知症・注意欠陥多動性障害を発症しやすくするためなるべく減らしたい油です。オメガ9はオリーブ油ですが、良質なエクストラバージンオリーブオイルを普段使いにするとよいでしょう。そして、最後にトランス脂肪酸ですがこれはマーガリンやインスタント食品、ファストフードやスナック菓子に含まれますができる限り減らしたい油です。細胞膜にダイレクトに悪影響を及ぼし細胞自体の働きが悪くなってしまうのはもちろんのこと、細胞に必要な物質が流出したり、逆に有害物質が侵入しやすくなってウイルス感染や癌を誘発します。油抜きダイエットを続けると、必要な脂質が不足し身体を守れなくなるだけでなく、肌の弾力やうるおい成分が失われたり、ホルモンが作られなくなって体調を崩してしまいます。
では、実際にどのような食生活をすれば良いのですか?
もともと日本人は野菜・魚介類・肉類・穀類などの様々な食材をバランス良く食べる食習慣をもっています。けれども、最近は世の中が便利になってコンビニが至る所にあったり、加工食品がたくさん作られるようになったり、外食する人も多くなりました。食事はしているのですが、摂取している栄養素が減少して不足していたり偏っていたりする“太っているのに新型栄養失調の人”がたくさんいます。また、食べ方を間違えていることで、その大きなメリットを台無しにしているだけでなく逆に様々な生活習慣病のリスクを高めています。正しい食べ方を実践していただくことで確実に健康的なダイエットをすることができます。その食べ方こそが「ダイエットプレート」なんです。
「ダイエットプレート」について教えてください?
食べる順番こそが「糖化」の悪影響を最小限に抑える最も簡単な方法であり、それが「ダイエットプレート」の「時計回り食べ」です。そして、たくさん食べてるのにどんどん痩せていきます。なぜばら、ご飯を食べているつもりでもエネルギー変換できず疲労物質に変わったり、脂肪として蓄えられてしまっている人がほとんどだからです。5大栄養素をキチンと正しい順番で摂取することで、最大限にエネルギーを作り出し、細胞から元気になるといつまでも健康でい続けることができます。そして、健康ダイエットのための食には2本柱があります。①何を食べるか?②どう食べるか?です。食べ物には食べ合わせや食べる順番・調理法などにより体内での吸収や利用のされ方が変わってきます。食事による血糖値の急上昇を抑えられれば「糖化」の害はできる限り小さくすることができるのですが、「ダイエットプレート」では、現代の食事で不足しがちな栄養素を補う食材を同時に取り入れていきますので、誰でも簡単に実践することができます。そして、基本を覚えていただくと外食時でも実践できるようになります。
実際には「ダイエットプレート」はどのようにしたら良いのですか?
まず最初に酢の物やトマト、次に生野菜、次に温野菜、そして植物性タンパク質、魚介類、お肉、デザートの順番です。これを、我が家では時計回りに並べて12時の位置から順番に食べていきます。おなかいっぱい食べているのに勝手に美容体重まで痩せていく夢のような方法です。朝から食べきれないほどの量の食事をしているにも関わらず、1週間程でお腹回りの皮下脂肪がすっきりしてきます。続けていると、勝手にプロポーションが良くなり体重も減少して適正体重に落ち着きます。また、頭痛や冷え症、疲労、生理不順などの症状もなくなり血圧が正常になったり、意欲が増したり、記憶力が良くなります。これは、身体の細胞に必要なエネルギーと栄養素が供給された結果です。必要な栄養を十分に摂った細胞は活動が盛んになりエネルギー消費量が増えます。その結果として体重が自然に適正体重に落ち着くのです。
ダイエットプレート始めたいけど、どうしたらいいの?
現在東京銀座と名古屋栄にある2つのクリニックではダイエットプレートによる栄養外来を行っています。ダイエットしながら同時に健康が手に入る夢のような方法です。ダイエットはもちろんのこと、アトピー性皮膚炎や花粉症・アレルギー疾患、ニキビや炎症性病変、高血圧や高脂血症、糖尿病、生理不順、不眠症、などが改善するだけでなく、美肌になったり、仕事の能力がアップしたり、イライラが改善されたり、本当にいろいろな症状が良くなります。なぜなら身体を作っているのは栄養素だからです。「ダイエットプレート」による栄養療法で正しい方向に導き身体を細胞から健康にすることで治療していますので、ぜひお気軽にお越しください。