ブログ記事一覧

肩の脂肪腫の摘出手術について/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-30 [記事URL]

愛知県名古屋市中区栄のベテラン形成外科専門医:西山 智広

当クリニックでの脂肪腫除去治療法

脂肪腫は、脂肪層(皮下で筋肉上)に見られることが多いできものです。25年にわたる経験から学んだことは、脂肪腫の中には
1:皮膚・真皮との連続性があるもの
2:筋肉との連続があるもの
3:房状に発生しているもの
4:複数個あるもの
など多様性があることが分かりました。形成外科専門医は、この多様性に十分に対応できる技術を研修医時代から厳しく学んでいます。

当クリニックの脂肪腫治療へのこだわり

1:画像診断で脂肪腫がどこに存在するのかを確認する。迅速な日程での検査を心がけます。
2:キズアトには十分な配慮をしてデザインさせていただいております。
3:手術の際に、なるべく周囲の組織を傷つけないように素早く手術を行います。
4:丁寧な縫合を行います

脂肪腫の診断法は触診、問診、画像診断など

診察や問診でおおよその診断はつきますが、別の腫瘍の可能性や周囲組織との関連性、特に深部に入り込んでいないかなどCTあるいはMRIなどの画像診断を行い確認をすることで安全に摘出することができます。

脂肪腫の治療法は、形成外科的に取り除く以外はありません。

1:右肩の脂肪腫があり、近医で悪いものではないからと放置して5年たつと、長径12cmの大きさになって来院されました。確かに悪性ではないので様子を見ている間に、脂肪腫はとても大きくなってしまいます。

2:事前にMRIで脂肪腫の状態が、皮下、筋膜上にあり皮膜で包まれていることを確認します。

3:脂肪腫の大きさをマーキング、その直上に皮膚が伸展してしまったのを考慮して紡錘形に切開線をデザインします。

4:局所麻酔をして、皮膚切開を行い脂肪腫の直上まできたら、少しずつ手刀つまり手の指の感覚で被膜と組織を慎重に剥離し、皮膚との癒着部位があれば、手術用ハサミで慎重に切開を行っていきます。手術用ハサミでのカッティングは最小限にして、余計な組織を切ったり傷つけたりしないという手刀による除去を優先します。

5:脂肪腫は30分程度で取り除くことができ、創部内を生理食塩水で良く洗浄して皮膚を形成外科的に2層に縫合していきます。最後に、排液のためのドレーンを挿入し、ガーゼで圧迫して手術は終了です。

6:術後は、5日間の通院で創部に入っているドレーンを抜去したり、バイ菌による感染の有無、体液が溜まる漿液腫の有無などをチェックしていき、5日後に抜糸とスキントーンテープによる固定を行います。取り除いた脂肪腫は、病理検査に提出しており2週間ぐらいで結果が判明します。

手術痕は、個人差がありますが体質や部位によって、赤く盛り上がったキズアトになる可能性があります。特に、肩や上腕、前胸部、下腹部、首などは好発部位と言われ、そのような状態になりやすいため要注意です。術後は、ケロイドや肥厚性瘢痕を予防する内服薬やテーピングなど積極的に用いて約半年間フォローアップします。

脂肪腫摘出手術の料金について

手術費用(3割負担の場合)のおおよその目安
※公費負担医療証をお持ちの場合には全てお持ちください(負担割合0割、1割、2割などが適応となる場合もあります。)

上記に初診料、再診料、血液検査料、病理組織検査料、画像診断料(検査センターに外部委託)、薬代、予約料(1100円税込)などが別に必要となります。

※手術給付金について

生命保険会社や共済組合などの医療保険に加入されている方で、医師の診察を受け、保険診療で手術を受けられた場合は手術給付金が受けられることがあります。生命保険に加入していても、本人による手続きがないと給付されません。医師の診断書が必要な場合は受診時に必ずお伝えください。加入している生命保険会社、共済組合などがあれば御確認下さい。 (「皮膚皮下腫瘍摘出術」などが手術名となります)

※この治療メニューは公的医療保険が適用されます。


顔の黒色色素性母斑(黒あざ)摘出術について/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-30 [記事URL]

黒色色素性母斑(黒あざ)摘出術について

黒色色素性母斑(黒あざ)とは

皮膚にある黒い色をしたあざは、正式には、母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうせいぼはん)と呼ばれます。小型のものは黒子(ホクロ)、大きいものは 黒アザと も言われます。頭の先から足の先まで、全身どこにでもできる可能性があります。

形や大きさは、皮膚の表面と同じに平らなものから隆起したもの、その上に毛 が密集したものなど様々です。こうした黒アザの中には希に悪性のものもありますから、一度お早めに診察を受けておくとよいでしょう。

小さなほくろは、レーザー治療で治すことができますが、ある程度の大きさになると手術で取り除いた方が良いでしょう。また、手術で取り除いた組織は、全症例 において病理検査によって詳しく調べます。

黒色色素性母斑(黒あざ)摘出手術の詳細について

単純縫縮術:(SIMPLE EXCISION)

できものや母斑を1回の手術で取り除く方法のことを言います。大きさが小さい、幅が広くない、皮膚に余裕があるなど状態によって行います。また、​縫合時の創部への緊張や皮膚の余裕などの計算を緻密に行いながら、母斑を取り除いていき、状態によってはZ形成術なども考えていきます。

特に顔に黒い母斑があると、人の目は黒いものに反応する性質からずっとその部分を見られている感じを受けます。出来ている部分や大きさなどを考慮して手術で切除する方法や小さいものであれば炭酸ガスレーザーで治療をしたり最善の方法を考慮します。

〇母斑は眉毛より下の部分にあり、皮膚に余裕があるため1回で取り切れると判断しました。切除デザインは、母斑の辺縁から約1mm離して眉毛の下縁に沿った形で行いました。

〇局所麻酔で黒色母斑を切除して、眉毛の下縁でなるべくキズアトが目立たないように皮下と皮膚の2層縫合を行いました。創部皮下に血液が貯まらないようにシリコンドレーンを留置しています。

〇皮膚の縫合糸は5日目で抜糸し、アフターフォロアップとしてテーピングとキズアトを綺麗にする飲み薬を半年間行った結果、キズアトは殆どわからなくなりました。

病理検査(びょうりけんさ、pathological examination)

手術で切除した腫瘍は、ほぼ全例に病理医に依頼して病理検査と呼ばれる顕微鏡等を用いた詳しい細胞の診断をしてもらいます。病理検査では、腫瘍細胞の性状や良性悪性の有無、浸潤している深さ、取り切れているかどうかなどの判断を行ってもらいます。術後10日前後で、病理検査の結果をお話できると思います。

黒色色素性母斑(黒あざ)摘出術のダウンタイムやリスクなどについて

【施術時間】40分ほどで終了します。
【麻酔】局所麻酔で行います。
【腫れ・傷跡】個人差はありますが、数日間程度は腫れが出ます。切開した傷跡は、手術後6ヶ月程で腫れも治まり目立たなくなります。個人差により肥厚性瘢痕やケロイドが起ることもあります。
【通院】翌日にドレーン抜去や5日目に抜糸があります。
【お薬】内服薬や外用薬を処方します。
【メイク】翌日より可能。
【洗顔・シャワー・入浴】創部を濡らさないようにシャワーは当日より可能。
【運動】抜糸が終了するまでお控えください。

黒色色素性母斑(黒あざ)摘出術の料金について

皮膚・皮下良性腫瘍摘出手術では、腫瘍の大きさと部位によって以下の診療報酬点数が定められています(平成28年度診療報酬点数)

上記に初診料、再診料、血液検査料、病理組織検査料、画像診断料(検査センターに外部委託)、薬代、予約料(1100円税込)などが別に必要となります。

※この治療メニューは公的医療保険が適用されます。

術後の起りうる合併症について

1.術後の痛み:手術後、局所麻酔は約30分ぐらいで切れてきますので、その後から軽い痛みを伴うことがあります。もし、痛みが気になるようでしたら我慢することなく痛み止めをお飲みください。痛み止めは1錠服用しましたら、次の服用までに3時間以上は間隔をあけてください。

2.出血:手術創の大きさを考慮しながら、シリコン製のドレーンと呼ばれる管を留置しているためガーゼが少し滲む程度の出血は認められます。ドレーンは、創部の皮下に血液が溜まらないように排出させる目的で使用します。この管は、血液の排出状態により翌日ないし翌々日に抜去します。(ドレーンを使用しない場合もあります。)

3.血腫:術後から抜糸までの間に手術創の中に血液の固まり(血腫)ができることがあります。このような場合には、局所麻酔を行い、出血部位の止血と血腫の洗浄を行います。その後、再度創の縫合とドレーーンを留置しガーゼで圧迫を行います。この時点から順調に経過すれば抜糸まではさらに5日必要になります。

4.感染:創部にばい菌が入り感染を起こすと痛みと膿が出てきます。このような場合には、医療用の生理食塩水を使用して創部とばい菌に溜まっている部分を毎日洗浄して清潔を保ちます。感染の消退には、一週間程度必要な場合もあります。

5.漿液腫:手術後2週間ぐらいまでの間に、手術創の中に自分の体液(黄色い液)が溜まることがあります。このような場合には、再度シリコンドレーンを貯留している部分に挿入し排液が止まるまでガーゼによる圧迫を行います。

6.皮膚壊死:血腫・感染・漿液腫などの結果としての皮膚壊死を認めることがあります。皮膚壊死の状況に応じて必要な処置を追加していきます。

7.ケロイド・肥厚性瘢痕:体質による個人差や手術部位によって、手術後2~6ケ月の間は手術創の赤みや硬結・色素沈着などを生じます。これらの症状は、リザベンや漢方薬の内服により、徐々に改善しますが手術による線状瘢痕は残ります。ケロイドについては、さらにケナコルト局所注射や外用薬などを追加した治療が必要となります。形成外科では、この線状瘢痕をシワのラインに残すことでよりできる限り目立ちにくくすることを考慮して治療をしています。

このような合併症を予防するためには、創部の安静が重要なため事前に説明を行った生活上の制約はお守りくださるようお願いいたします。


過去に注入された非吸収性ジェルの除去手術/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-24 [記事URL]

過去に注入された非吸収性ジェルの除去手術について

過去に体内にいれた異物を可能な限り除去していきます。

フィラー(ヒアルロン酸溶解、非吸収性注入ジェル、それに伴ったしこりなど)
リフトで使った糸、二重術で使った糸、脂肪注入後のしこり、シリコンなど

1:10年以上前に額に入れた謎の非吸収性の注入剤。中国で韓国人の医師が注入した経緯がある。触るとブヨブヨとして粘り気がある感じで皮下を移動している。念のためヒアルロン酸溶解注射をするも全く反応せず手術での除去となった。

2:局所麻酔後をして、皮膚切開は髪の生え際に約2cm行った。押し出すと黄色い工業製品の臭いのする物体がドロッと沢山排液された。注入部を生食で良く洗浄して工業製品を綺麗に洗い流した。

3:全ての注入物質がないことを確認してシリコンドレーンを留置して創を縫合した。

現在では、厚生労働省の認可しているジュベダームシリーズの吸収性ヒアルロン酸が注入剤の主流で安全性は担保されているが、過去には正体不明の非吸収性ジェルが使用されていたこともあるので、自分の顔に何かの施術をする時には、十分に気をつけて治療を行うことをお勧めします。

※この治療には公的保険は使用できません。

治療費は、状況や手術の内容によって変わりますので診察を受けて医師とご相談ください。


過去に注入された非吸収性ジェルの除去手術/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-24 [記事URL]

過去に注入された非吸収性ジェルの除去手術について

過去に体内にいれた異物を可能な限り除去していきます。

フィラー(ヒアルロン酸溶解、非吸収性注入ジェル、それに伴ったしこりなど)
リフトで使った糸、二重術で使った糸、脂肪注入後のしこりなど

1:10年以上前に顔に入れた非吸収性の注入剤。触るとブヨブヨとしていて気持ちが悪いのでできる限り除去をして欲しい。

2:デザインは異物注入部に沿ってウェーブ状の皮膚切開を予定。2~3か所に異物の塊りを認める。

3:注入物質は不明であるが黄色い工業製品の臭いのする物体を数か所から除去した。創部は生食で良く洗浄して工業製品を綺麗に洗い流した。

4:皮下と皮膚を2層に縫合して手術を終了

現在では、厚生労働省の認可しているジュベダームシリーズの吸収性ヒアルロン酸が注入剤の主流で安全性は担保されているが、過去には正体不明の非吸収性ジェルが使用されていたこともあるので、自分の顔に何かの施術をする時には、十分に気をつけて治療を行うことをお勧めします。

※この治療には公的保険は使用できません。

治療費は、状況や手術の内容によって変わりますので診察を受けて医師とご相談ください。


顔の脂腺母斑の切除について/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-24 [記事URL]

顔の脂腺母斑の切除術について

脂腺母斑は生まれた時から存在そており、顔面や頭部、体幹に見られることが多く、皮膚の色は蒼白調または黄色調の母斑です。頭部に母斑があると、薄茶色の円形脱毛症様の脱毛斑として見られます。母斑は、年齢とともに表面がやや盛り上がるようになり、凹凸が生じ、表面の皮膚もざらざらしてきます。また、色調も褐色調に濃くなってくる場合もあります。

脂腺母斑が顔や首、体幹部にある時には線状に配置されていることが多いです。さらに思春期以降になると、様々な時期に脱毛斑内に種々の皮膚腫瘍や悪性腫瘍などが発生する場合もあるので要注意です。現在では、脂腺母斑から悪性腫瘍が発生するリスクは、従来考えられていたほどは高くないこととされていますが、その他の腫瘍が発生するリスク、見た目の問題などを考慮すると、当然外科的な手術が好ましいです。

1:前額部にある脂腺母斑です。縦方向に母斑が配置されており表面にボコボコした隆起も認められます。

2:母斑の配列を考慮して、最大限の母斑除去とZ形成術を2か所に取り入れて皮膚切開のデザインを行いました。

3:局所麻酔を行い予定デザインに従って母斑を除去して2か所にZ形成術を行い皮膚と皮下を2層に縫合しています。シリコンドレーンを留置しています。2か所にZ形成術を入れることで、キズアトがジグザグになるので1本にかかる皮膚の緊張が分散されてキズアトも目立ちにくくなります。

脂腺母斑の除去治療費用

この手術は公的保険の適応となります。

手術費用(3割負担の場合)のおおよその目安

皮膚皮下良性腫瘍摘出術(露出部2cm未満) 6,000円程度
皮膚皮下良性腫瘍摘出術(露出部2~4cm未満) 12,000円程度
皮膚皮下良性腫瘍摘出術(露出部4cm以上) 14,000円程度
皮膚皮下良性腫瘍摘出術(非露出部3cm未満) 5,000円程度
皮膚皮下良性腫瘍摘出術(非露出部3~6cm未満) 11,000円程度

​※上記に初診料、再診料、血液検査料、病理組織検査料、薬代、予約料(1100円税別)などが別に必要となります。

※公費負担医療証をお持ちの場合には全てお持ちください(負担割合0割、1割、2割などが適応となる場合もあります。)

※手術給付金について
生命保険会社や共済組合などの医療保険に加入されている方で、医師の診察を受け、保険診療で手術を受けられた場合は手術給付金が受けられることがあります。生命保険に加入していても、本人による手続きがないと給付されません。医師の診断書が必要な場合は受診時に必ずお伝えください。加入している生命保険会社、共済組合などがあれば御確認下さい。 (「皮膚皮下腫瘍摘出術」などが手術名となります)


腹部の脂腺母斑の切除術について/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-24 [記事URL]

脂腺母斑の切除術について

脂腺母斑は生まれた時から存在そており、顔面や頭部、体幹に見られることが多く、皮膚の色は蒼白調または黄色調の母斑です。頭部に母斑があると、薄茶色の円形脱毛症様の脱毛斑として見られます。母斑は、年齢とともに表面がやや盛り上がるようになり、凹凸が生じ、表面の皮膚もざらざらしてきます。また、色調も褐色調に濃くなってくる場合もあります。

脂腺母斑が顔や首、体幹部にある時には線状に配置されていることが多いです。さらに思春期以降になると、様々な時期に脱毛斑内に種々の皮膚腫瘍や悪性腫瘍などが発生する場合もあるので要注意です。現在では、脂腺母斑から悪性腫瘍が発生するリスクは、従来考えられていたほどは高くないこととされていますが、その他の腫瘍が発生するリスク、見た目の問題などを考慮すると、当然外科的な手術が好ましいです。

1:腹部にある脂腺母斑です。縦方向に母斑が配置されており隆起も認められます。

2:母斑の配列を考慮して、最大限の母斑除去と母斑の無い部分の皮膚はなるべく温存すべくZ形成術を取り入れて皮膚切開のデザインを行っています。

3:局所麻酔を行い予定道理に母斑を除去して中心部にはZ形成術を行い皮膚と皮下を2層に縫合しています。

4:術後1か月目ですが傷跡はとても良好な状態です。1か所にZ形成術を入れることで、1本にかかる皮膚の緊張が分散されてキズアトも目立ちにくくなります。

脂腺母斑の除去治療費用

この手術は公的保険の適応となります。

手術費用(3割負担の場合)のおおよその目安

皮膚皮下良性腫瘍摘出術(露出部2cm未満) 6,000円程度
皮膚皮下良性腫瘍摘出術(露出部2~4cm未満) 12,000円程度
皮膚皮下良性腫瘍摘出術(露出部4cm以上) 14,000円程度
皮膚皮下良性腫瘍摘出術(非露出部3cm未満) 5,000円程度
皮膚皮下良性腫瘍摘出術(非露出部3~6cm未満) 11,000円程度

​※上記に初診料、再診料、血液検査料、病理組織検査料、薬代、予約料(1100円税別)などが別に必要となります。

※公費負担医療証をお持ちの場合には全てお持ちください(負担割合0割、1割、2割などが適応となる場合もあります。)

※手術給付金について
生命保険会社や共済組合などの医療保険に加入されている方で、医師の診察を受け、保険診療で手術を受けられた場合は手術給付金が受けられることがあります。生命保険に加入していても、本人による手続きがないと給付されません。医師の診断書が必要な場合は受診時に必ずお伝えください。加入している生命保険会社、共済組合などがあれば御確認下さい。 (「皮膚皮下腫瘍摘出術」などが手術名となります)


腹部の脂肪腫摘出手術/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-22 [記事URL]

愛知県名古屋市中区栄のベテラン形成外科専門医:西山 智広

当クリニックでの脂肪腫除去治療法

脂肪腫は、脂肪層(皮下で筋肉上)に見られることが多いできものです。25年にわたる経験から学んだことは、脂肪腫の中には
1:皮膚・真皮との連続性があるもの
2:筋肉との連続があるもの
3:房状に発生しているもの
4:複数個あるもの
など多様性があることが分かりました。形成外科専門医は、この多様性に十分に対応できる技術を研修医時代から厳しく学んでいます。

当クリニックの脂肪腫治療へのこだわり

1:画像診断で脂肪腫がどこに存在するのかを確認する。迅速な日程での検査を心がけます。
2:キズアトには十分な配慮をしてデザインさせていただいております。
3:手術の際に、なるべく周囲の組織を傷つけないように素早く手術を行います。
4:丁寧な縫合を行います

脂肪腫の診断法は触診、問診、画像診断など

診察や問診でおおよその診断はつきますが、別の腫瘍の可能性や周囲組織との関連性、特に深部に入り込んでいないかなどCTあるいはMRIなどの画像診断を行い確認をすることで安全に摘出することができます。

脂肪腫の治療法は、形成外科的に取り除く以外はありません。

1:腹部の脂肪腫は扁平で僅かに盛り上がっていることに気がつき来院

2:事前にMRIで脂肪腫が皮下、筋膜上にあり皮膜で包まれていることを確認しています。

3:脂肪腫の大きさをマーキングして、その直上にやや小さめに切開線を想定します。

4:局所麻酔をして、皮膚切開を行い脂肪腫の直上まできたら、少しずつ手刀つまり手の指の感覚で被膜と組織を慎重に剥離し、皮膚との癒着部位があれば、手術用ハサミで慎重に切開を行っていきます。手術用ハサミでのカッティングは最小限にして、余計な組織を切ったり傷つけたりしないという手刀による除去を優先します。

5:脂肪腫は30分程度で取り除くことができ、創部内を生理食塩水で良く洗浄して皮膚を形成外科的に2層に縫合していきます。最後に、排液のためのドレーンを挿入してハイドロコロイドゲルテープを貼って手術は終了です。

5:術後は、5日間の通院で創部に入っているドレーンを抜去したり、バイ菌による感染の有無、体液が溜まる漿液腫の有無などをチェックしていき、5日後に抜糸とスキントーンテープによる固定を行います。取り除いた脂肪腫は、病理検査に提出しており2週間ぐらいで結果が判明します。

手術痕は、個人差がありますが体質や部位によって、赤く盛り上がったキズアトになる可能性があります。特に、肩や上腕、前胸部、下腹部、首などは好発部位と言われ、そのような状態になりやすいため要注意です。術後は、ケロイドや肥厚性瘢痕を予防する内服薬やテーピングなど積極的に用いて約半年間フォローアップします。

脂肪腫摘出手術の料金について

手術費用(3割負担の場合)のおおよその目安
※公費負担医療証をお持ちの場合には全てお持ちください(負担割合0割、1割、2割などが適応となる場合もあります。)

上記に初診料、再診料、血液検査料、病理組織検査料、画像診断料(検査センターに外部委託)、薬代、予約料(1100円税込)などが別に必要となります。

※手術給付金について

生命保険会社や共済組合などの医療保険に加入されている方で、医師の診察を受け、保険診療で手術を受けられた場合は手術給付金が受けられることがあります。生命保険に加入していても、本人による手続きがないと給付されません。医師の診断書が必要な場合は受診時に必ずお伝えください。加入している生命保険会社、共済組合などがあれば御確認下さい。 (「皮膚皮下腫瘍摘出術」などが手術名となります)

※この治療メニューは公的医療保険が適用されます。


鼻翼(ノストリル)ピアスの穴あけ/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-19 [記事URL]

当クリニックではプロ志向のピアスの穴開け「ニードルピアッシング」を行っています

鼻翼(ノストリル)ピアスの穴あけ

​鼻翼チタンピアスはカーブのあるタイプやリングタイプのピアスを使用します。

ピアスは局所麻酔と医療ニードルによる穴開けを行います。ピアスはアレルギーフリーのチタンピアスをファーストピストしてお勧めします。

穴開けの位置は、小鼻の溝の最上部に穴開けをするととてもバランスが良くなります。ピアスの穴開け後の注意としては、洗顔時にタオルの線維でヘッドを引っ掛けてしまうとスルっと抜けてしまうことがあるので要注意です。

※鼻ノストリル用チタンピアスシルバー

※鼻ノストリル用チタンピアスゴールド

※鼻ノストリル用リングチタンピアスゴールド(細み)

※鼻ノストリル用リングチタンピアスシルバー(太み)

実際の装着

多くの患者様が来院されています

ピアスの症例写真集はここをクリック!

患者様のアンケート結果はここをクリック!


乳首(ニップル)ピアスの穴開け/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-18 [記事URL]

乳首ピアス(ニップルピアス)とは?

ニップルピアスは、乳首(ニップル)を貫通するように開けるボディピアスの事で、乳頭に対し水平に通す「ホリゾンタルニップル」が最も一般的です。

乳頭はどのような形がピアスに向いている?

乳頭(ニップル)ピアスを開けるには乳頭の高さが必要となるので陥没している場合には穴開けをすることができません。高さはどれくらいかと言うと、ピアスを挿入してやや中空に浮く程度は必要となります。女性はある程度の大きさがあるので良いのですが、男性の場合には乳首が小さいとピアスの穴開けが非常に難しい場合があります。

また、乳頭の長径の大きさはヒトぞれぞれなので、乳頭の大きさを実際に測定してピアスの長さを決定します。仮に乳首の根元の乳輪部分にピアスを入れてしまうとピアスが埋もれてしまい炎症などを起こす要因となるので注意が必要です。

どのようなピアスを使用すると良いのか?

乳頭に対し水平に通す「ホリゾンタルニップル」には、ストレートバーベルを使用するのが最も一般的です。アレルギーフリーのチタンピアスは、局所反応が非常に少ないのでファーストピアスとしてお勧めいたします。チタンピアスは長さ6mm(クリスタルカラー6色)、8mm、10mm、12mmまでのご用意があります。

1:チタンピアス長さ6mm(クリスタルカラー6色)

2:チタンピアス長さ8mm(クリアクリスタル)

このケースでは8mmの場合には若干タイトであまり余裕がない感じになります。

ピアスは中空に浮いているので乳頭の高さには問題ありません。

3:チタンピアス長さ10mm(クリアクリスタル)

このケースでは10mmの場合には少し余裕がありジャストサイズになります。

ピアスは中空に浮いているので乳頭の高さには問題ありません。

4:チタンピアス長さ12mm(クリアクリスタル)

このケースでは12mmの場合にはかなり余裕があります。

ピアスは中空に浮いているので乳頭の高さには問題ありません。

多くの患者様が来院されています

ピアスの症例写真集はここをクリック!

患者様のアンケート結果はここをクリック!


副耳の局所麻酔による摘出手術/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2021-08-17 [記事URL]

副耳の形成手術治療について

副耳(ふくじ)の形成除去手術治療について

生まれつきに耳前部や頬などにイボ状のできものがあるのを副耳といいます。お母さんのお腹のなかで赤ちゃんの耳ができていく過程で生じるので、稀に耳介の変形をともなうこともあります。片方の耳にだけのことが多いのですが、時々両方にあることもあり、大きさも様々でゴマ粒程度~ダイズ大のものまでで、1~数個のこともあります。

皮膚だけあるいは、イポの中に硬いしこりがふれるときは軟骨も一緒に含まれていることがあります。

手術のポイント

1:塗り麻酔20分と局所麻酔により治療を行います。
(手術の対象は、局所麻酔が大丈夫な年齢からです。)
2:耳のバランスを考えながら、副耳と軟骨を取り除きます。
3:形成外科的にキレイに縫合します。
4:5日目に抜糸をします。
5:キズが目立たなくなる様にテーピングと内服治療を行います

副耳切除手術は健康保険の治療の目安

3割負担の場合 : 約7,000円

※愛知県内の公費医療症をお持ちの方は予約料1100円のみとなります。
※この治療は公的保険の対象となります。


未成年者(18歳未満)の方は、必ず保護者同伴の上、同意書に本人及び親権者のサインが必要になります。

未成年者とは、民法改正に伴い、2022年4月1日以降は、施術同意書にサインをする日(施術日、カウンセリング日)の時点で、18歳未満の方となります。

同意書のダウンロード

※ PDFファイルをダウンロードできない場合は手書きでも大丈夫です


1. 同意書(PDF)のダウンロードアイコンにマウスを合わせ、マウスの右ボタンをクリックします。
2. 表示メニューから「対象をファイルに保存」を選び、パソコン上に保存してください。

お申込みはこちら

お電話・LINEでのお申込み

当クリニックでは皆様に快適な診療をお受けいただくため「予約診療」を行っています。診療を受けられる方は、まず「受診の予約」をお取り下さい。

電話: 052-242-3535
line

※Lineお友達募集中! まずはLineから診療予約をしてください。

(ご予約の際に1:ご希望の施術内容と部位 2:初診・再診(患者番号)3:ご希望お日にち 4:ご希望のお時間帯 5:お名前 6:ご年齢 7:ご連絡先を明記してください。)

ご予約状況をお調べして折り返しお返事をさせて頂きます。
LINEでのご予約が確定しましたらWEB問診票のご記入をお願いいたします

「にしやま形成外科皮フ科クリニック」へのお電話はこちら

 【住 所】 〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-14-13 ドトール名古屋栄ビル5F
 【電話番号】 052-242-3535
 【診療時間】 月~金曜 11:45~19:00 土曜 11:30~18:00 日曜 11:30~15:00
 【休診日】 不定期
 【最寄駅】 地下鉄名城線矢場町駅より徒歩約5分

PAGE TOP

クリニック概要CLINIC
カテゴリーCATEGORY



名古屋市中区 形成外科 美容皮膚科 美容外科 「にしやま形成外科皮フ科クリニック」

住所:〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-14-13 ドトール名古屋栄ビル5F

052-242-3535




MENU

TEL
HOME