ボトックス(しわとり注射)/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄)
2019-04-25
厚生労働省の認可を受けた安全な製品を使用しています。
当院で取り扱うボトックスビスタは、国内で唯一製造販売承認を取得している(2009年1月、厚生労働省が美容領域への使用を認可)アラガン社製のボツリヌス菌製剤です。世界80ヶ国以上で治療承認を取得し、世界中で一千万人以上の方がボトックスビスタの美容治療を受けています。他社製剤との臨床比較試験でも、しわの改善症例や持続期間など、ボトックスビスタのほうが優れているという結果が報告されています。
安全性に関しても、効果に関しても、世界中で最も支持をされている薬剤だということなのです。適切な保管・運送体制が保証された、日本国内向けの正規品であるボトックスビスタを、アラガン・ジャパン株式会社より直接購入しています。
男女を問わず非常に多くの人々から支持されているしわ取りや多汗症に対する治療製剤です。眉間や額、目尻のシワなどの表情皺では、 皮膚に付着した表情筋の収縮が大きく関与しています。この製品は、この表情筋に注射して筋肉の動きを弱めさせることで、3~6か月の間で顔の表情シワの悩みを解決させることができます。定期的に注射をしていくことでその効果を維持します。多汗症や小顔形成にも使用されます。
ボトックスで大切なのは、「表情に合わせた場所」「注入量」「打つ深さ」です。
お顔の表情は、よく笑い、表情豊かにお話しされる方とポーカーフェイスでお話をされる方では、シワの大小やでき方、深さや多さなどが違うので、その動きを良く見極めて経験に基づく治療を行う必要があります。
そのため、顔の筋肉・神経の走行などを熟知していなければ、高い効果を出すことはできません。ドクターの絶妙な調節で最大限の効果とリスク回避を行います。また「少しだけ効いてほしい」などのご要望にも応え、丁寧に対応します。
顔の筋肉を動かすのは、神経から放出される神経伝達物質アセチルコリンの作用によるものです。ボトックスは、このアセチルコリンの放出を止める働きをします。筋肉の動きを弱めることで、表情筋の緊張が弱まり「しわ」が伸びるのです。シワはもとより、噛筋のボリュームを減らす小顔治療、汗の分泌する汗腺の働きを抑え汗の分泌を抑える多汗症の治療なども対応しています。
効果は、個人差がありますが約3~6ヶ月持続しボツリヌス菌毒素は体内で安全に分解されます。
- 眉間の縦しわが深くなってきた
- 笑った時の目尻のしわが気になる
- 額の横しわが目立つ
- あごに梅干しシワができる
- あごの張り出しで顔が大きく見える
- わき汗が気になる
ボトックス注射の適応部位
眉間のシワが気になる。
眉間にシワを寄せる癖があると、いつの間にかくっきりとした溝が出来てしまい、毎日鏡を見るのが嫌になってきます。中には、ご主人に「いつも、寝ているときにも眉間にシワを寄せているぞ!」と言われて慌てて来院される例もあるぐらいです。眉間のシワは、解剖学図の中の皺鼻筋と呼ばれる筋肉が大きく影響を及ぼしています。この筋肉を多く使って表情を豊かに喋られる方は、徐々にシワが深く刻み込まれていくのです。眉間のシワ治療としては、主としてボトックスやヒアルロン酸などの注入剤を用います。ボトックスは、この皺鼻筋の筋力を弱めシワを浅くしたり、それ以上に深くならないように予防する効果があります。シワが深く刻み込まれている場合には、さらにヒアルロン酸などの注入剤を追加して治療を行います。
鼻のシワ
鼻根筋の作用が強い方に多く見受けられます。この部分のしわにも、ボトックスで治療を行います。
目じりのしわ(crow’s feet)
眼輪筋は、顔面の表情筋の一つで眼裂の周囲を輪状に取囲み、眼瞼を閉じさせる働きをする筋肉です。内眼角付近の靭帯と骨部から起り,外眼角の外側で上下の筋束が連絡しています。筋肉は、顔面神経に支配されています。
それに対して、眼瞼を開くのは眼瞼挙筋の働きによります。この部分のボトックス注射は、効果もでやすく、満足されやすい部位といえます。ボトックス注射単体でも良いのですが、深いしわやすでに溝となっているしわに対しては、コラーゲンやヒアルロン酸、水光注射などの併用も検討します。
前額のシワや頤の梅干しシワ
頤にできるシワを「梅干し顎」と呼びます。原因は、唇の周りを囲んでいる「口輪筋」、唇から顎につながる「おとがい筋」の過剰な緊張と考えられます。このような梅干しシワもボトックスで改善することが出来ます。
おでこのシワも気になっている方が多い部分です。この部分は、施術後に表情が変化しやすいので、ボトックスの量や打つ場所をあまり多く打ちすぎないように絶妙に調整する必要があります。
ボトックスの特徴
ボトックスの効果持続期間は6ヵ月程度ですが、これは神経筋伝達を阻害された神経が軸索側部からの神経枝の新生により再開通することで、筋弛緩作用が消退します。
ボトックス注入は、カウンセリングを大切に
1)カウンセリングを大切にしています
ボトックス治療を行う上で、注入技術や解剖学的な知識も重要ですが、お顔のどの部分にアプローチすれば美しくなるかを見極めるセンスも大切だと考えています。鏡を見ながら丁寧に問題部分をお互いに確認して、どのような注入方法を行ったらキレイになるか、優先順位をもってお話させて頂きます。状況によってはご希望されていた部分の注入ではなく、より良くなるために別の部位をお勧めすることもあるかもしれません。治療方針の決定は、注入剤の選択、治療の効果、コスト、副作用などを総合的に考えて頂いた上で行います。
2)ごく自然な仕上がりを目指します。
お顔の注入ポイントに、バランスのとれた美しい顔になるかを確認しながら対照的に少量ずつ注入を行っていきます。全体バランスと調和、注入量の状態を見ながら注入を行うので、周りの方から知られること無く治療できます。
3)治療に伴い起こりうる事を最小に抑えます。
ボトックス注入に伴う痛みや内出血、腫れを最小に抑えるように考えています。また、針の挿入に伴う痛みは、20分の表面麻酔を行うことで軽減させることができます。
4)安全で安定した注入技術
当院は多くの症例の経験や、定期的な講習会での最新技術情報の収集などを行い、常に最新の美容医療の知識を取得する努力を行っております。
ボトックス施術の流れ
1:カウンセリング
患者様の気になる部位についてご要望を詳しくヒアリングし、丁寧に診察を行ったうえで、ボトックス注入部位などの具体的な内容を決めていきます。「痛みに弱い」など、施術に関して不安に思うことがあれば、ドクターにお伝えください
2:ボトックス注入の施術
ご希望に応じて痛みに対する塗り麻酔を丁寧に行い、経験豊富なドクターの手によってお顔の気になる部位にヒアルロン酸を注射して、お顔のバランス調整を行っていきます。
3:アフターケア
施術後、術後のケア方法などを丁寧にお伝えいたします。洗顔・化粧・シャワー・入浴などは当日から通常通り行っていただくことができます。
ダウンタイムやリスクなどについて
【施術時間】20分ほどで終了します。
【麻酔】塗麻酔クリームを20分塗布を行います。
【腫れ・傷跡】直後は針穴の赤みができますがすぐに消失します。体質により稀に内出血が出る場合がありますが、メイクで隠せる程度です1週間程度で改善します。
【通院】特にありません。
【お薬】特にありません。
【メイク】当日より可能。
【洗顔・シャワー・入浴】当日より可能。
【運動】当日はお控えください。
【施術部位への刺激】特にありません。