大腿部の懸垂性軟線維腫の除去手術/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
2017-08-11
愛知県名古屋市中区栄のベテラン形成外科専門医:西山 智広
懸垂性軟線維腫の治療のこだわりについて
懸垂性軟線維腫は、衣服で擦れる部分になどにできる皮膚から垂れ下がっている良性腫瘍。長径数センチ程度の肌色から褐色調の有茎性で球状の軟らかいできもののこと。首に多発するものを軟性線維腫ないしスキンタグと呼びますが、これが単発でさらに巨大になり皮膚から垂れ下がるようになったものが懸垂性軟線維腫です。
懸垂性軟線維腫は有茎性のくびれがあり、線維や脂肪からできているので、痛みやかゆみなどの症状はありません。ばい菌による感染を起こすこともなく、皮膚の老化や体質ででき、中年以降の女性に多く発生します。良性腫瘍なので、悪性化などの心配はありませんが見た目が良くないので取り除いておいた方がよいでしょう。
懸垂性軟線維腫の治療の実際について
1:最初に、注射の痛みが最小限となるよう「33Gという特別な極細の注射針」で局所麻酔を行います。
2:できものを、メスを用いて皮膚からキレイに取り除きます。局所麻酔をしているので全く痛みはありません。取った腫瘍は、念のため病理検査を行います。
3:取りっぱなしでも酔うのですが、取り除いた後の傷跡ができる限りキレイ、最小限になるように今回は皮膚と皮下で2層縫合を行いました。
4:縫合部は、ハイドロコロイドゲルによる「うるおい療法」を応用します。うるおい療法は、自分の創傷治癒能力により傷跡を更に良くしたり、シャワーをすぐに浴びられるようにとするメリットがあります。そして、5日後に抜糸を行い、スキントーンテープや内服療法を行います。
懸垂性皮膚線維腫除去手術をご検討の患者様は下記のクリニックにお気軽にご相談ください。
懸垂性皮膚線維腫摘出手術の料金について
手術費用(3割負担の場合)のおおよその目安
※公費負担医療証をお持ちの場合には全てお持ちください(負担割合0割、1割、2割などが適応となる場合もあります。)