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タバコの温度は高温、やけどの程度としては深いため傷跡が一生残るので形成外科切除を。名古屋栄の形成外科専門医。
2017年08月21日 [記事URL]
タバコの温度は高温なので、やけどの程度としては深いため傷跡が一生残ります。
タバコの温度は、喫煙者自身が吸い込んでいる時で850~900℃、灰皿等に置いた時で600℃程度と言われています。この温度で、人体に触れれば一瞬でやけどとなるのは当然ですが、さらに押しつけれるとなればとても深いヤケドになります。
「根性焼き」は、真皮あるいは皮下にまで達したかなり深いやけどのため、丸いキズアトが残ってしまいます。キズアトは、自然に元通りになることは期待できませんから、タバコを押しつけられた記憶とともに一生残ってしまいます。
このキズアトを治す方法は、手術で丸いキズアトを線状のキズアトに変える手術をするしかありません。タバコ跡(根性焼き)のできている状況や配列は様々なので、その方に合わせた技法と経験を駆使して手術を行います。
1、根性焼きが縦方向に2つ平行して並んでいる場合
2つの根性焼きの位置が微妙にずれているため、このずれを利用して中心部にZ形成術を考え、最終的な縫合腺は皮膚のシワに沿うようにデザインをしています。
2、根性焼きの位置が横方法に約1ヶ分ずれている場合
この場合も、2つのずれをZ形成術で調整しながら、先ほどよりも少し大きめのZ形成術で最終的な縫合線をシワのラインに合わすようにしました。
3、根性焼きの位置が縦方法にくっついて瓢箪状になっている場合
この場合も、2つのずれをZ形成術で角度調整しながら、切除して丁寧に縫合を行っています。
4.点在する場合にはシンプルに
単独で点在するようなタバコ痕については、ごくシンプルに切除して縫合を行います。丸い傷跡を線状に変えて目立たなくさせるという手法です。
5.単独で存在する場合もごくシンプルに切除
6.タバコ痕(根性焼き)がランダムに点在する場合
この場合には、デザインが更に複雑になり幾何学的なデザインを行い切除を行います。最終的には、何か所かで皮膚のシワに合致したラインが作られるように術前の慎重な計画を行います。今回は、3か所でシワのラインに合致するように行いました。
根性焼きは、個々の方によって個人差があり、状況が全く違うため1回で取り切れる場合や数回に分けて手術する場合があります。基本的には、球状の瘢痕を線状に変更し目立たなくするという手法なので、全くなかったようにするということではないことをご了承ください。
Z形成術の効果について
Z形成術は、形成外科的手術において陥凹した瘢痕や皮膚のシワに沿わない線状瘢痕の修正などに用いられます。皮膚切開のデザインがZの文字に似ていることからZ形成術と呼ばれています。2つの三角形の皮弁を入れ替える事によって、いろいろな効果が得られます。
○切開線の走行をを90度変更する。
○2点間の距離を延長する。
○線状瘢痕の拘縮を予防する。
○組織の位置を山から谷に変える。
形成外科の最も基本的な手技。
1.皮切のデザイン
皮膚の切開線は、必ず皮膚のシワのラインと一致するように考えることです。手術を行うときには、時間をかけて慎重にデザインを行います。形成外科医のデザインセンスも問われるところです。
2.真皮縫合と皮膚縫合
皮膚の中縫いは細い糸で縫合し、この糸は基本的に抜糸をしません。糸の緊張がきつすぎないように注意して、皮膚の表面がぴったりと合せます。皮膚表面の黒糸は、5日目には抜糸を行います。
3.ドッグイヤーの修正
創縁の両端には、大なり小なりドッグイヤーという皮膚の隆起が生じます。ドッグイヤーは、できる限り修正を行った方が良い仕上がりになります。
4.ハイドロコロイドゲルの貼付
私どものクリニックでは、この創面にハイドロコロイドゲルを貼付して、浸出液を逃がさないようにしています。
5.手術後のキズアトフォローアップ
スキントーンテープによる創の固定と内服(リザベン・柴苓湯)の処方6か月間を基本として、体質等によって赤みや盛り上がりが気になる場合にはケナコルト局所注射で対応を行います。
瘢痕拘縮(キズアト)でお悩みの患者様は、お気軽に下記のクリニックにご相談ください。
にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄)を予約する↓
https://line.me/R/ti/p/%40hmd8545g
http://www.ekiten.jp/shop_5123566/
にしやま由美東京銀座クリニック(東京都中央区銀座)予約する↓
https://line.me/R/ti/p/%40hlq6452e
http://www.ekiten.jp/shop_6992824/
http://www.momohime-medical.com
顔や身体にある瘢痕(キズアト)の形成外科修正手術についての詳しい説明をします。名古屋栄の形成外科専門医。
2017年08月20日 [記事URL]
顔や身体にある瘢痕(キズアト)の形成外科修正手術についての詳しい説明をします。
これまで当院にご相談に来られたキズアトの原因には
A:外傷・手術による線状のもの
B:交通事故によるもの
C:タバコ跡によるもの
D:イニシャルなどが彫られたもの
E:非吸収性注入異物によるもの
F:ヤケドによる面状のものなどが挙げられます。
キズアトに残る異物(ゴミ)についての処理方法について
A:異物を含めて手術で取り除く
B:皮膚レーザー治療でゴミだけ取り除く
患者様の状態や希望をお聞きして方針を決定します。
形成外科の瘢痕(キズアト)形成手術について
基本的には、手術のデザインを慎重に行い、それに沿って瘢痕(キズアト)の部分を局所麻酔にて取り除き、その後に、表情筋の断裂などを修復や、皮膚と皮下を2層に丁寧に縫合を行います。キズアト方向、突っ張り具合によっては、Z形成術やW形成術など形成外科独特の方法を取り入れ縫合後のキズアトにかかる力を分散したりする処理も検討していきます。また、複数回に分けて手術を行うケースや、平行したキズアトは同時に行うとキズを引っ張り合うために、手術時期をずらしたりすることもあります。
顔面の傷跡は、人も目に一番触れる部分なので、「そのキズどうしたの?」とか指摘されやすく多くの患者様が気にされている症状です。瘢痕拘縮形成術(スカーリヴィジョン)は、キズアトをゼロにすることはできませんが、ある程度までは目立たなくすることができる点や表情筋断裂などの修復をすることができる点がレーザー治療と違う最大の相違点です。
Z形成術の効果について
Z形成術は、形成外科的手術において陥凹した瘢痕や皮膚のシワに沿わない線状瘢痕の修正などに用いられます。皮膚切開のデザインがZの文字に似ていることからZ形成術と呼ばれています。2つの三角形の皮弁を入れ替える事によって、いろいろな効果が得られます。
○切開線の走行をを90度変更する。
○2点間の距離を延長する。
○線状瘢痕の拘縮を予防する。
○組織の位置を山から谷に変える。
形成外科の最も基本的な手技。
1.皮切のデザイン
皮膚の切開線は、必ず皮膚のシワのラインと一致するように考えることです。手術を行うときには、時間をかけて慎重にデザインを行います。形成外科医のデザインセンスも問われるところです。
2.真皮縫合と皮膚縫合
皮膚の中縫いは細い糸で縫合し、この糸は基本的に抜糸をしません。糸の緊張がきつすぎないように注意して、皮膚の表面がぴったりと合せます。皮膚表面の黒糸は、5日目には抜糸を行います。
3.ドッグイヤーの修正
創縁の両端には、大なり小なりドッグイヤーという皮膚の隆起が生じます。ドッグイヤーは、できる限り修正を行った方が良い仕上がりになります。
4.ハイドロコロイドゲルの貼付
私どものクリニックでは、この創面にハイドロコロイドゲルを貼付して、浸出液を逃がさないようにしています。
5.手術後のキズアトフォローアップ
スキントーンテープによる創の固定と内服(リザベン・柴苓湯)の処方6か月間を基本として、体質等によって赤みや盛り上がりが気になる場合にはケナコルト局所注射で対応を行います。
瘢痕拘縮(キズアト)でお悩みの患者様は、お気軽に下記のクリニックにご相談ください。
にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄)を予約する↓
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名古屋栄で外科・婦人科手術後のキズアトは、 体質や部位によって赤く盛り上がったりします。
2015年04月16日 [記事URL]
外科・婦人科手術後のキズアトもフォローアップいたします。
外科・婦人科手術後のキズアトは、
体質や部位によって赤く盛り上がったりします。
手術後の傷跡が目立つ部位は、
○腹部(特に下腹部)
○膝や肘の関節部
○肩・お尻
○顎周りや耳
等です。
病気は手術で治ったけれど
キズアトが気になる方は、お気軽にご来院ください。
手術痕だけでなく
キズ・ヤケドをしたら
とりあえず形成外科へ受診しましょう。
キズアト治療やキズを縫合したり、
やけどの治療は、形成外科の専門です。
まず早急に形成外科を受診し、最善の方法で治療を行いましょう。
キズアトの種類
1. 肥厚性瘢痕:
赤い盛り上がりの範囲は、皮膚の損傷された部分を超えません。
半年から数年以内に、赤みは徐々に軽減してゆきます。
2. ケロイド:
前胸部、肩、下腹部、顎などの部分に好発します。
皮膚の損傷された部分を徐々に超えて健常皮膚へと拡大してゆきます。
治療のポイント
必要に応じて内服・外用薬処方
ステロイドの局所注射や手術療法などを
組み合わせていきます。
キズをして間もないため赤い場合は、
落ち着くまで半年以上の内服薬服用などの治療が
必要とされる場合があります。
ケロイドと呼ばれる赤く盛り上がった状態の時は、
キズアトが白い瘢痕になるまで根気よく通院し
治療をする必要があります。
中途半端に中止してしまうと再発してしまいます。
◆治療薬
1. 内服薬:トラニラスト、柴令湯(漢方薬)
2. 外用薬:ステロイド含有テープや軟膏、へパリン加クリーム
3. 局所注射:トリアムシノロンアセトニド注射
4. 手術による摘出術
このような症状でお困りの方は、お気軽にご相談下さい。
未成年者の施術には、保護者の同意が必要となりますのでご注意ください。
名古屋市 中区 栄 にしやま形成外科皮フ科クリニック(予約する)
東京都 中央区 銀座2丁目 にしやま由美東京銀座クリニック(予約する)
http://www.momohime-medical.com
名古屋栄でキズの潤い療法とキズアトをZ形成術を用いた形成術を行った10代女性の治療 交通事故 自賠責保険
2015年04月06日 [記事URL]
キズ キズアト キズアト形成術 Z形成術 交通事故 自賠責保険
※自家用車に乗用中、交通事故に合いフロントガラスで受傷、救急病院で処置を受けた後の患者様です。今後のキズアトのことが心配になり、当クリニックを受診されました。初診時には、すでに抜糸は済んでおり、額に赤みと硬みのある約8cmのキズがありました。
額のキズを診察してみると、キズアトによっておでこの動きには強調性がなく不自然に固まっており、額にシワを寄せると動きをすると、眉毛に近い部分が不自然に盛り上がってしまうような状態にありました。
このような場合に考えられることは、キズの縫合の際に皮膚のみを縫合していると言うことです。つまり、おでこには、前頭筋(眉毛を挙上する。おでこに横皺を作る。)、皺眉筋(眉を内側に引く。下方に引く。鼻根の上に縦の皺を作る。)があり、おそらく前頭骨に達するキズであったため、それらの筋肉が断裂しており、修復されていない可能性がありました。
このような場合に行う形成外科医の作業としては、
1、局所麻酔をして、キズアトの赤く固い部分を取り除く。
2、おでこの筋肉の状態を確認して、元の位置に縫合する。
3、その上で、真皮縫合を行う。
4、キズの縫合時に、1カ所Z形成術を行い、キズにかかる緊張を分散する。
5、ドレーンを入れて、血液を排液する。
となります。
救急病院では、重症患者も多く、通常、なかなか筋肉の同定や縫合など細かい部分まで行うことが出来ないのが現状です。時間が経ってからより早い段階でなら、修復できる可能性がありますので、一度お近くの形成外科までご相談下さい。
未成年者の施術には、保護者の同意が必要となりますのでご注意ください。
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名古屋栄でキズアト修正(瘢痕拘縮形成術)を受けて症状が改善した49才女性のご感想 愛知県稲沢市 2015/2/21
2015年02月21日 [記事URL]
先生はじめスタッフの方々が、とても話しやすいので、迷っていた事も相談できて良かった。
49才 女性 愛知県稲沢市
(キズアト修正 瘢痕拘縮形成手術)
未成年者の施術には、保護者の同意が必要となりますのでご注意ください。
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未成年者の方は同意書が必要になります
未成年者の治療については、下記の同意書持参又は保護者のご同伴でお願いします。
※ PDFファイルをダウンロードできない場合
1. 「同意書(PDF)のダウンロード」のアイコンにマウスを合わせ、マウスの右ボタンをクリックします。
2. 表示メニューから「対象をファイルに保存」を選び、パソコン上に保存してください。
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