HOME > 粉瘤(アテローム) > 粉瘤(皮様嚢腫・アテローム)の局所麻酔による摘出手術についての説明について。名古屋栄の形成外科専門医。
2017年08月09日
粉瘤(皮様嚢腫・アテローム)について
粉瘤(皮様嚢腫)は、全身のどこにでもできる良性のできものです。 大きさは、腕豆大~鶏卵大で半球上に隆起し、弾性硬の皮内腫瘤で大きいときは波動を呈することもあります。毛穴が何らかの原因でつまり、皮脂や垢などが皮膚の袋の中に貯まっていきます。
良性腫瘍のため近医では放置しても問題ないと説明される ケースが多いのですが、次第に中に皮脂や垢が溜まってどんどん大きくなってきたり、ばい菌による感染を起こしやすく、赤く腫れて痛みが出てから初めて当クリニックを受診する方が多いのが実情です。 感染を起こしていない場合には、すぐに袋ごと摘出術を行いますが、二次感染をおこしている場合には、一旦小切開をして膿を外に出す必要があり周囲の 炎症反応が治まるまでに約2週間ぐらいかかります。手術は感染が治まってから更に2~3週間後に行うため、患者様にとっては2度手間となります。
粉瘤の出来やすい部分は
粉瘤は、全身どこにでもできる可能性があります。男性の場合に比較的多い部位は耳たぶ、顎周囲、背中など。女性の場合には、耳やデリケートゾーンなどですが、特にこの部分はどこに受診をすればよい か解らないと探されて来院されるケースが多いのです。
粉瘤を手術で取り除く方法について
手術は、局所麻酔の日帰り手術で取り除くことができます。形成外科では、できる限りキズアトが目立たなくなるように慎重に治療を行います。
その状態や出来ている部位により
1、くり抜き法
2、切開切除法
など手術方法を決定します。美容的な観点からすれば、すべての場所でくりぬき法の選択というよりは、切開して確実に取り除ききっちりと縫合するほうが創がキレイになるケースも多々あります。形成外科で手術を受けるメリットは、どのような方法を用いても細部にいたるまで美容的見地から配慮をするということです!
1.皮膚切開のデザインと局所麻酔
形成外科では、皮膚切開線は、キズアトが必ず皮膚のシワのラインと平行になるように慎重にデザインをします。キズアトに対する配慮は、シワの方向に沿わせたりZ形成術を使ったり、特にお顔のしわのラインは、表情によって変化するため正確に方向を見極める経験とワザが必要になります。少し心配なのは、局所麻酔が痛いかどうか。30Gという最も細い針で麻酔量も最小限で行うので痛みの最小限に抑える配慮も行います。
2.粉瘤(皮様嚢腫)摘出
カプセルに包まれたできものなので、カプセルを破らないように袋ごと慎重に取り除きます。
3.皮下縫合
粉瘤を取り除いたら、次はクリア糸による皮下縫合を行います。これは、傷跡があとで広がるのを防止することと、皮膚縫合糸を早く抜糸できるというメリットがあります。基本的には、皮下縫合糸は抜糸を行いません。
4.ドッグイヤー(Dog-ear)の処理
皮膚腫瘍を取り除く際、皮膚を紡錘形に切り取りそのまま皮膚を縫い縮めようとすると、その両端の皮膚が持ち上がって余ります。この外観が犬の耳に似ていることから、ドッグ・イヤーと呼ばれます。手術時にこの処理が不十分であると、両端の盛り上がりが残ったままになります。この修正を行うことにより、切開線はしわに沿って長軸方向に延長されキレイになります。
5.皮膚縫合とドレーン留置
皮膚表面は、黒いナイロン糸で皮膚を絞めすぎないようい軽く縫合し、更に縫合部の下に血液などが貯留しないようにシリコン製排液ドレーンを挿入します。
6.縫合部の保護と処置
最後に、縫合部にハイドロコロイドゲルテープを貼り、潤い療法で傷の治りを良好にする処置を行います。排液ドレーンは翌日に、皮膚表面の縫合糸は5日後に抜糸します。
7.手術痕のフォローアップ
手術痕は、体質や個人差もございますが、肌色のスキントーンテープを使った皮膚固定や内服薬による傷跡の赤みや硬さの軽減など約半年間の治療をおこなうことで最小限にすることができます。
未成年者の施術には、保護者の同意が必要となりますのでご注意ください。
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