外傷性色素沈着のレーザー治療/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
外傷性色素沈着症のQスイッチレーザー治療
交通事故や転倒などの外傷で皮膚の中に砂、アスファルト、タールなどの異物が混入したり、鉛筆の芯などが刺さった場合、これらの異物を除去しない状態で傷が治ってしまうと、その異物は真皮内に残ってしまいます。
この状態を「外傷性色素沈着症」と言いキズアト周囲に青く残り、自然消退することはありません。 外傷性色素沈着症には、Qスイッチレーザー治療が効果的です。
◆Qスイッチレーザー治療装置について
Qスイッチレーザーは、老化性のしみや青アザ(太田母斑、異所性蒙古斑)を治療する強力なレーザー治療機器です。 レーザー光は、ある特定の色素に反応し吸収される性質があります。皮膚内部のメラニン色素を効果的に破壊することに優れているレーザーです。傷跡を残さずにメラニン色素や外傷性のごみのみを安全に破壊しますので、周囲の正常な皮膚を傷つけることがありません。
◆Qスイッチレーザー照射時の痛みの緩和
局所麻酔を用いて治療を行うので痛みはありません。
◆Qスイッチレーザー治療の経過
レーザーを照射した部分は、数日で茶色の薄皮のようになり、7~14日くらいではがれて、ピンク色のキレイな肌から周囲の自然な肌へとなじんでいきます。治療後しばらくは、目立ちにくい素材のシールを14~21日貼っていただきます。
◆Qスイッチレーザー治療の平均的回数
レーザー治療は、3ヵ月ごとに5回まで保険適応となります。
◆手術費用(3割負担の場合)のおおよその目安
太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症の場合は保険適用となります。