汗孔腫(poroma)/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
汗孔腫(poroma)の治療
汗孔腫(poroma)の症状
全身のどこにでもできる良性腫瘍です。自覚症状は特に無く 緩やかに大きくなります。見た目には、有茎性、あるいは皮内・皮下腫瘍を呈することが多く、しばしば色素沈着、糜爛や潰瘍を伴うこともあります。
汗孔腫(poroma)の発生年齢
主に、成人以降に好発します。発症に関して男女差はありません。
汗孔腫(poroma)の病理所見
導管系への分化に共通する細胞が2種類あり、汗孔細胞 (poroid cell) およびクチクラ細胞 (cuticular cell) で構成されています。前者は小型で細胞質が好酸性で、核縁が脆弱で核に溝が認められ、コーヒー豆様形態を呈することが多いです。後者は表皮角質層の浅層に類似した細胞質を有したやや大型の細胞で、小管腔を取り囲んでいます。これに加えてアポクリン腺への分化を呈する所見がなければエクリン汗孔腫になります。
汗孔腫(poroma)の治療
外科的に完全切除すれば根治できます。肉眼的に汗孔腫と診断できないことが多いので、病理検索が必要です。
汗孔腫(poroma)摘出手術のダウンタイムやリスクなどについて
【施術時間】30分ほどで終了します。
【麻酔】局所麻酔で行います。
【腫れ・傷跡】個人差はありますが、数日間程度は腫れが出ます。切開した傷跡は、手術後6ヶ月程で腫れも治まり目立たなくなります。個人差により肥厚性瘢痕やケロイドが起ることもあります。
【通院】翌日にドレーン抜去や5日目に抜糸があります。
【お薬】内服薬や外用薬を処方します。
【メイク】翌日より可能。
【洗顔・シャワー・入浴】創部を濡らさないようにシャワーは当日より可能。
【運動】抜糸が終了するまでお控えください。
汗孔腫(poroma)摘出手術の料金について
手術費用(3割負担の場合)のおおよその目安
※公費負担医療証をお持ちの場合には全てお持ちください(負担割合0割、1割、2割などが適応となる場合もあります。)