毛細血管拡張性肉芽腫の治療について/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
2015-03-08
毛細血管拡張性肉芽腫の治療について
皮膚や粘膜の表面に近い血管から、毛細血管を作っている細胞がモコモコと増えてできた飛び出してきた良性のできものです。
性差はなく男女ともに発症し、好発部位は手、手指、顔面、口唇などです。赤い色の小さな膨らみとして現れ、急に大きくなりある程度の大きさで止まります。
皮膚からくびれをもって隆起したり、なだらかに 隆起したりもします。表面から血が出やすいのでビックリして来院することが多いできものです。
大きさは通常1~2cmぐらいでしょうか。
手術で治療するのが最も確実な治療法です。液体窒素では、数回の治療が必要になることが多いのが難点です。
毛細血管拡張性肉芽は、自然に治ることはありませんので小さいうちに治療することをお勧めします。
毛細血管拡張性肉芽腫摘出手術のダウンタイムやリスクなどについて
【施術時間】30分ほどで終了します。
【麻酔】局所麻酔で行います。
【腫れ・傷跡】個人差はありますが、数日間程度は腫れが出ます。切開した傷跡は、手術後6ヶ月程で腫れも治まり目立たなくなります。個人差により肥厚性瘢痕やケロイドが起ることもあります。
【通院】翌日にドレーン抜去や5日目に抜糸があります。
【お薬】内服薬や外用薬を処方します。
【メイク】翌日より可能。
【洗顔・シャワー・入浴】創部を濡らさないようにシャワーは当日より可能。
【運動】抜糸が終了するまでお控えください。
毛細血管拡張性肉芽腫摘出手術の料金について
☆皮膚良性腫瘍手術費用のおおよその目安(自己負担3割の場合):
※上記の手術費用と、初診・再診診察料、手術前血液検査費用で2,500円程度、病理検査費用3,000円程度、お薬代金、予約料1,100円がかります。
※当クリニックでは、毎回の診療ごとに健康保険証の確認を行いますので、必ず健康保険証・公費医療症などをお持ちください。その他の公費医療証をお持ちの方は、窓口負担が0割、1割、2割となる場合があります。 患者様への十分な診察時間の確保とお待たせしないスムーズな応対をさせていただくために、「予約診療」を行っています。
手術給付金について
生命保険会社や共済組合などの医療保険に加入されている方で、医師の診察を受け、保険診療で手術を受けられた場合は手術給付金が受けられることがあります。生命保険に加入していても、本人による手続きがないと給付されません。医師の診断書が必要な場合は受診時に必ずお伝えください。加入している生命保険会社、共済組合などがあれば御確認下さい。 (「皮膚皮下腫瘍摘出術」などが手術名となります)
※この治療は公的保険の適応となります。