脂腺母斑の治療について/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
2015-03-10
大人の脂腺母斑の治療について
小さいときから見られる
肌色~肌黄色をした母斑(あざ)のことを言います。
小さいときには、表面は平らか少しザラッとしていますが、
年齢を経るとザラザラが隆起して、
色も褐色調になってきます。
このできものは、自然に消えることはなく、
ほとんどが単発 です。
頭にできると毛髪がないので
一見ハゲの様に見えます。
母斑(あざ)は、体が大きくなるのに比例して
当然大きくなります。
注意することは、約20%の症例で
加齢とともにに後から別のできものが
できることがあります。
別のできものとは、良性腫瘍と悪性腫瘍があり、
母斑表面に変化が見られたときには
注意が必要ですから手術で取り除いておいた方が良いでしょう。
手術は、健康保険の対象となります。
この手術治療のポイント
○局所麻酔により、できものを取り除き丁寧に縫合を行います。
○抜糸は5~7日後です。
○治療時間約30~60分程度です。
○摘出したできものは、病理組織検査に出して精査を行います。
○キズアトのフォローアップのためにトラニラストや漢方薬の内服も処方。
最終的に、母斑(あざ)を取り除くと
線のキズアトとして残ります。
そして、残念ながらこの部分の毛髪は、
生えてきませんが、
母斑があった幅よりかなり狭くなるので、
ほとんど方が気にされておりません。
(名古屋 栄 形成外科 美容皮膚科 皮膚科 脂腺母斑 良性腫瘍摘出術)